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今さら聞けない「焙煎」って何?
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こんにちは。oceanrich(オーシャンリッチ)です。
秋が深まり、コーヒーショップから流れてくるいい香りに足が止まる今日この頃です。
今回はそんなコーヒー豆の焙煎についてご紹介します。
コーヒーに詳しい方もそうでない方も、これを知っていると好みの味に出会いやすくなるかもしれません。
コーヒー豆の焙煎とは?
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コーヒーは「コーヒーノキ」からとれる赤い果実からできています。
みなさんがいつも目にする茶色のコーヒー豆は、この赤い果実「コーヒーチェリー」の種子を「焙煎(ロースト)」したものです。
焙煎前の生の豆は淡いみどり色で、コーヒーらしい味も香りもありません。これを煎って加熱することにより、香ばしさや苦味・酸味が生まれ、
コーヒー独特の風味になるのです。
焙煎は味の決め手
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コーヒーの味を決めるのは豆の種類や淹れ方ももちろんですが、焙煎がとくに大事な工程です。加熱時間や方法によって引き出される風味が変わってきます。
「料理は化学」という言葉がありますが、コーヒーも同じく焙煎によって化学変化を起こし風味や味わいを変化させることができるのです。
コーヒーを淹れるプロとしてバリスタは有名ですが、素材であるコーヒー豆に関しては焙煎士という専門家がいます。
焙煎士が豆本来の香り・味わいを見極めて、丁寧に焙煎しそれぞれのお店のコーヒーの味は作られるのです。
焙煎度は8段階
コーヒー豆の焙煎度は全部で8段階に分かれています。
その時間によって大きく「浅煎り」「中煎り」「深煎り」の3つに分けられます。浅煎りは豆の品質管理と焙煎が難しく、飲めるお店は少ないです。一方中煎りは喫茶店やご家庭でよく飲まれる焙煎度です。
深煎りはスタバなどでみなさんにもなじみがあるテイストかと思います。
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はじめ淡緑色だった豆は薄い茶色になり、だんだんと黒褐色に変わっていきます。
一般的に浅く煎ったものほど「酸味」が強く軽やかなテイスト、深く煎るほどに「苦み」が出て濃厚な味わいになります。
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前回のコラムでご紹介した美容に良いとされるクロロゲン酸は加熱とともに分解され酸味の成分に変わっていきます。
はじめに酸味・フルーティな香りが形成され、加熱がすすむとメイラード反応が起きて、甘苦さやコクがでてきます。さらに深く焙煎することでカラメル化が起き、濃厚な味わいや強い苦味が出てきます。
カラメルと聞くとプリンを思い浮かべますが、まさに同じです。
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コーヒー豆に含まれる糖が過熱により茶色く変化し、独特の苦みや風味に変わっていきます。
最近は浅煎りコーヒーがブーム!?
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「中煎り」のコーヒーは飲みやすくバランスが良いため、最もよく飲まれている焙煎度です。しかし近年スペシャルティコーヒーという新たな概念が登場し、品質の良いコーヒーに注目が集まっています。
スペシャルティコーヒーについてはまたの機会にご紹介しますが、そのスペシャルティコーヒーの豆本来のフルーティな味わいを活かす「浅煎り」がコーヒー好きの間では人気になってきています。
好みやシーンによって焙煎度を選んでみては?
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コーヒーを何かの食べ物に合わせて飲むことをフードペアリングと言いますが、豆の産地や品種に合うテイストを紹介してくれているお店が多くあります。
焙煎度によっても相性の良いテイストがあるのでご紹介します。
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コーヒーショップに行くと豆の産地とともに表記されている焙煎度。
お店のこだわりによって加減が異なる場合もありますが、基本を知っておくだけでたくさんある豆の中から選びやすくなりますね。
ぜひ次回コーヒーを選ぶ際は、焙煎度に注目してみてください♪