【自己紹介】ASDだと思っていたら発達フルコンボだった件
久しぶりの更新となりました。
息子が小学2年生になり、半年ほどが経ちました。
自己紹介のときから状況が変わってきたので、更新版として記録したいと思います。
この半年ほどの間、息子はADHD(注意欠如・多動性障害)、LD・SLD(限局性学習症)を診断されました。
投薬も開始しています。
なお、ASD(自閉症スペクトラム)は保育園時代に診断済です。
🌈ADHDのこと
保育園のイベントで別のところへ走り出したり、買い物中のスーパーからいなくなったり…
これまで何度も肝を冷やしました。
クラスが上がるにつれ、飛び出しはだんだんと少なくなりましたが「多動ではないか?」と感じることはありました。
ASDを診断された際、ADHDもあるのではないかと先生にたずねましたが、「現時点で診断できるものではない」との見解でした。
そのときの私は「息子はADHDではないんだ」とその可能性をシャットアウトしてしまいましたが、発達障害はスペクトラム。
小学校に入学すると、グラデーションが変わっていきました。
入学後の息子は、教室から飛び出してしまうことがありました。
学童を抜け出して、お迎え途中の私と道路でばったり出会ったときは息が止まるかと思いました。
2年生になって、教室からの飛び出しは少なくなりました。
ただ、授業を聞く集中力が続かないこと、忘れ物が多いことを病院に相談しました。
そこでADHDの治療薬を処方してもらうことになりました。
結果として、投薬の効果はあったと考えています。
投薬については、また別記事にて詳しく書けたらと思っています。
🌈LDのこと
息子が字を書くのが嫌いなことは分かっていました。
保育園時代、お友達からお手紙をもらっても、絶対に返事は書きませんでした。
「苦手だけど、たくさん練習すれば書けるようになる」
そう勝手に解釈していました。
1年生の秋頃、持ち帰ったプリントを見て愕然としました。
文字を図形のように書いていたのです。
✅書き順は無視
✅線を途中でつぎ足す
✅少し見ては書き足す(文字を認識できない)
✅一字書くのにも時間がかかり、疲労感を伴う
これは練習量の問題ではないと思いました。
そこからLDに関する情報を探し始めましたが、なかなか前に進みませんでした。
✅LDへの理解が少ない
✅LDを取り扱う病院が少ない
✅LD診断可とネットで調べて、電話でも確認したのに、病院が診断してくれない
当時、訪問リハビリで週1回診てもらっていた作業療法士の先生には「息子くんはLDじゃないですよ」と断言されました。
息子が書いた文字も見せましたが、特に書字についてのアドバイスはなく、姿勢や鉛筆の持ち方ばかり指導されました。
なぜそうではないと言い切れるのか疑問に思い、不信感を覚えました。
同じ発達凸凹ママさんから
「ASD由来からくる困難さで、LDではないのでは?」
と言われたり。
LD診断可とされていた病院では
「診断することはできるけど、それは息子さんにとって本当に必要?」
と言われたり。
ASDやADHDに比べて、圧倒的に理解や情報が少ないと感じました。
その間も息子は書字で苦しんでいる。
時間の経過が歯がゆく感じました。
1年生の冬頃、LDの講演会に参加。
講演してくださった先生のお話が素晴らしく「この先生に診てもらいたい!」と強く思いました。
調べたところ、先生が所属する病院は紹介状が必要で、予約も1週間に1人しか受け付けていないとのこと。
ダメもとでかかりつけ医に紹介状をお願いしました。
「私はLDとは思いません」とはっきり言われましたが、紹介状は作成してくれました。
病院の予約が取れた頃には、息子は2年生になっていました。
担当してくれたのは、あのとき講演してくださった先生。
息子の読み書きの状態について細かく診ていただき、診断書を書いて学校に合理的配慮を求めていくことを提案されました。
🌈ASDのこと
先日、ふと気付きました。
しばらくADHD、LDの問題で右往左往していたため、ASDが陰をひそめているように感じたのです。
以前はあった強いこだわりが、なくなってきたように思えます。
大好きだった恐竜も「卒業した」とのこと。
相変わらずコロコロコミックは毎号楽しみにしていますが😅
年齢や環境によって、発達障害のグラデーションも変わっていくのかもしれません。
という訳で、「ASD育児」改め「発達凸凹育児」と称して今後もマイペースに綴っていきたいと思います。