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「毛量多いですね」と言うの美容師の心理

美容師のお客さんへの本音


美容師目線でこういう質問は意図がありますよ〜!
って言うのを私なりに解説したいと思います。

個人差はあるから他の美容師さんはわからないけど
私はこう言う意図で聞いている。


美容室苦手な人とかにぜひ見てもらいたい。
私も美容師のくせに美容室は苦手だから基本話しかけるなオーラ全開にします。

「今日この後どこかいくんですか?」「何か予定ありますか?」

       
          ↓

この後のスタイリングの度合いと有無の確認です。


これめちゃくちゃ聞かれますよね?
まずこれで不快な思いをする人いたらごめんなさい。
ただこれにも意味はあるんです。
この後スタイリングをするかしないかの確認だったりします。
友達と遊ぶとかこの後デートなんですとか、家に帰るだけとか色々あると思うんですが、スタイリングはどのくらいしてもいいのかなって言うのをTPOに合わせていたりします。
家に帰るだけならあまりしない方がいいかな?となあんまり整髪料はつけない方がいいかな?

人と合うなら思いっきり可愛くカッコよくしたいなみたいなその時の度合いによって変わったりします。

こういうのは全然リクエストしてください。
友達と会うので巻いて欲しい!
家に帰るだけだけどスタイリングした状態見たい!
頭洗いたくないから何もつけないで!

なんでも言ってください!
ただヘアセットはお時間も料金も変わるのでそこまでできないです…。
ごめんなさい。

できるのは巻き髪、ストレート、ワックスあたりになります。

ご了承ください。

※お店によってスタイリングも料金変わります。
確認をする事をおすすめします。

「お休みの日なにするんですか?」


     ↓
どのくらいの頻度でスタイリングするかの確認。

人それぞれスタイリングする頻度は違います。
毎日巻き髪する人に巻きづらい髪型に仕上げたくないですし、ワックス全くつけない人にワックスつけやすい髪型にしたくないのです。

あくまでもお客様が扱いやすい髪型を作る事で日常のストレスを少しでも軽減したいんです…

お前になんで言わなきゃいけないんだよって思いますよね?
でもごめんなさい聞きます。
そしてあわよくばお客様との共通点を探して会話を膨らませようと思ってます。
ナンパではないです。
※ナンパするような人なら逃げて下さい。

「毛量多いですね」


   ↓
どのくらいいつも軽くしますか?


これは個人差あると思いますが、よく聞くフレーズのひとつですよね。
これもよく不快って聞きます…
ごめんなさい。

これはまず確認作業になります。
一般的に毛量多い方だけどお客様はそう感じているのか?、それともあんまりそう感じないのか…?

っていう価値観のすり合わせです。

美容師さんは何百人っていう数の髪の毛と頭を触ります。
だからなんとなく毛量の平均値がわかります。

ただお客様はそんなに人の頭も毛量も触る機会がありません。(ある人はごめんなさい例外です。)

だからこそ自己認識はどのくらいなのかのと
どのくらいの軽くすることが許容範囲なのかを確認してます。

んなことわかってんだよ、どうにかしろよ美容師だろって思いますよね?

ごめんなさい。わかるからこその確認なのです。

後一言いうなら貴様が思ってるほど毛量ねぇから
って言いたくなる人もいますわ。
おほほほ。

「ワックス何使ってますか?」

   
     ↓
ワックスの銘柄によって特徴がかわります。
ゆるいのか硬いのか、固まるのか固まらないのかなどなど同じハードワックスでも変わります。

なのでそれにあったしやすい髪型だったり、スタイリングのコツみたいなものを提案するためだったりします。

これはスタイリングするしないの確認でもあります。
ワックス持ってないです。の場合、このお客様はあまり使わないならあんまり軽くしすぎないようにしようとか色々考えます。





大まかに有名どころはここら辺なきがします。

いつも不快に思われているお客様へご迷惑をお掛けして申し訳ございません。

まわりくどい言い方ではありますが、お客様の一つ一つを知ることによってより扱いやすく似合う髪型を提案をしたいのです。


美容師という人間はどうしてもカッコつけたい病気を患っております。
どうしてもスマートに気付かれないように提案したいんです。

もちろん美容師一人ひとりが同じように考えているとは限りません。
ただこういう意図で聞いてる人もいるんだと知っていただければ幸いです。

おまけ 〜話しかけてほしくない時は〜


もし美容師さんに話しかけてほしくない時は

「美容室いると眠くなっちゃうので寝たらすみません。何かあったら起こして下さい。」と言ってそっと目を閉じて下さい。

これが鉄板です。
後は本とか雑誌、映画見てる時は話しかけられづらいですが、たまに空気読まないタイプの美容師さん
は話しかけます。

最後にもうひとつ

美容師さんは意外と陰キャです。
みんなが思っているほど陽キャではありません。

お仕事上そう振る舞いますが、休みの日は意外と家に篭ってアニメとか漫画読んでたり(私)してます。


少しでも苦手な美容室が少しでも居心地のいい場所になりますように。


うに

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