読書ノート 19「人民の名のもとに」(上下巻)
数年前中国でブームになったテレビドラマ「人民の名義」の原作。中国のH省を舞台にした官民の汚職を描く勧善懲悪モノで現在の中国の実情を色濃く反映した骨太な内容。長編だが一読の価値はある。
著者はあとがきに書いているようにバルザックに心酔しているようで、中国におけるフランス文学の影響がここでも窺い知れる。
最後の主人公侯亮平の台詞が中国の現状を物語っている。
(2021年9月12日)
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数年前中国でブームになったテレビドラマ「人民の名義」の原作。中国のH省を舞台にした官民の汚職を描く勧善懲悪モノで現在の中国の実情を色濃く反映した骨太な内容。長編だが一読の価値はある。
著者はあとがきに書いているようにバルザックに心酔しているようで、中国におけるフランス文学の影響がここでも窺い知れる。
最後の主人公侯亮平の台詞が中国の現状を物語っている。
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