エネルギー問題の第一人者であるダニエル・ヤーギンの最新刊(2020)。現在の世界のエネルギー・資源問題が俯瞰できる。その他電気自動車や再生可能エネルギーなどに関しても鋭い考察を述べている。前作の「探求」はあまり面白くなく、途中で読むのをやめてしまったが本作はとても良い内容。特筆すべきは著者は今後は当分の間「石油の世紀」は終わらないと結論付けていることである。
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※「ビジョン2030」:経済構造を多角化し、民間と非石油セクターに成長の軸足を移行させる構想(①脱石油依存経済、②雇用の創出、③効率的な行政の3つの目標)
(2022年7月24日)
(2024年2月19日)