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イーストウッド流ミニマルな美意識の源流をたどってみたい。映画『陪審員2番』と映画本『クリント・イーストウッド 気高き〈アメリカ〉の放浪者』で思ったこと。
映画部の宮嶋です。
大学時代に養老孟司先生のレクチャーを聴いたことがありまして、その時に「皆さん若いから“個性が生かせる仕事につきたい”とかおっしゃるけど、個性とか“自分らしさ”ってものは、身体です。身体からくるものです」とおっしゃっていて、ボンヤリした学生だった私は「なるほど、そっかぁ、そんなものかぁ」と、ちょっとがっかりしたような、安心したような気持ちになったものです。とはいえそう考えると、
U-NEXTで予習&復習してから劇場へ!注目の年末公開映画たち
U-NEXT映画部の林です。2024年も残すところ2ヶ月。映画業界はGWに並ぶ書き入れ時、年末興行に突入していきます。今回はそんな11~12月公開映画の中で、U-NEXTでの予習&復習が捗る作品たちをご紹介します。
まずは、U-NEXTが製作に名を連ねた2本から。企画・脚本段階から参画した自信作です。どちらもメイキングやインタビューを収録した「エピソード0」を配信開始しましたので、ぜひ予習教材と
この8月におうちで観たい映画たち
今年も40℃の季節。「暑い」という言葉は、もはや何も言ってないのと同じなので、あまり使わなくなりました。U-NEXT映画部・林です。
こんな時には、家で映画を観るのが一番!特にまだまだ休みが続く学生の皆さんは、まとめてひとつのジャンルやひとりの映画監督をやっつけるのに最高のチャンスです。
そこで今回は、U-NEXTがご用意した1000を超える映画特集の中から、この8月にオススメのものをご紹介し
劇団☆新感線が「邦画」と「舞台・演劇」ジャンルにやってきた!ヤァ!ヤァ!ヤァ!
嬉しさのあまり勢いでビートルズの名盤を雑にオマージュしてしまいましたが、この「ヤァ!ヤァ!ヤァ!」の部分、さっぱり意味が分からないのに喜びが伝わってきて最高ですよね。映画部の宮嶋です。
私にとってはそのくらい嬉しい出来事ということです、劇団☆新感線さんとのお取り組み!エンタメ好きならご存じの、超人気劇団「劇団☆新感線」。
映画好きならきっとご存じの「ゲキ×シネ」。新感線さんの作品を20台もの高
無駄に悲しくなってしまわないように『PERFECT DAYS』を観る
U-NEXT映画部・林です。唐突ですが、人間って油断すると、どこまででも悲しくなれる生き物です。その気になれば、自分の人生のすべてを、いくらでも悲観し絶望することができる。その悲しみをもって内に向き続ければどんどん危うい精神状態になるし、悲しみの刃がひとたび外に向けばどんどん他罰的になってしまう。悲しくなる方向に突き進むのはいいことではないので、どこかでブレーキをかける必要があります。
例えば僕