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最近ふれた好きなものと、たのしみにしている好きなものを語る回

こんにちは、U-NEXT映画部の清武です。
まだまだ気持ちは「あけましておめでとうございます!」ですが、カレンダーは「違う違う」と言っています。ひどいです。

自己紹介という明確な話題があった前回の投稿に対し、今回は何でも書いて良い第2回目の投稿…何でも書いて良いとなると逆に困ってしまう…いやいや、なんでもいいならすべてを書いてしまえ…!ということで、今回は「最近ふれた好きなものと、たのしみにしている好きなものを語る回」と題したゆるい文章をお届けすることにしました。書いていたら筆が止まらなくなり、少し長めです。穏やかな映画を観るときのように、お菓子でもつまみながら、のんびりお楽しみください。


最近菅原文太にとてもハマっています

突然渋い話題から失礼します。
思い返せば高校時代、菅原文太の追悼上映として映画館でかかっていた『仁義なき戦い』(1973)を観たときから「菅原文太、なんてかっこいいんだ!!!」と思っていたのですが、実は他の作品をしっかり観たことはなく。年始に『県警対組織暴力』(1975)を観て、あらためてその存在感に圧倒され、U-NEXTにある菅原文太特集をベースにいろいろな作品を観ています。

かっこよすぎる、意味がわかりません

中でもとんでもなく良かったのが『太陽を盗んだ男』(1979)でして、とにかく菅原文太がかっこいい(かっこいいしか言っていないですね、でもかっこいいんです)。スリーピースのスーツをスマートに着こなしていて…流石すぎます。最後まで掴めないストーリーではありつつ、なぜか作品にはきちんと秩序があって美しくまとまっている、という不思議な世界観が素晴らしい。

教師役のジュリーもまた、なんとも言えない完成度!ナイス配役!

『トラック野郎』シリーズも順に見進めているのですが…1作目である『トラック野郎 御意見無用』(1975)に『独立愚連隊』(1959)シリーズで有名な佐藤允が!!!!!!出演しているではありませんか!!!!!!私は佐藤允がとんでもなく大好きなので、菅原文太×佐藤允という究極の共演が観られて涙。しかも舞台が私の地元東北!感動。ありがとう世界。愛すべき作品になりました。
お決まりのパターンに沿って話が進む安心感…これがいいんだ。

太宰治全集をトラックに積んでるの、かわいい

清武の菅原文太祭りはこれからも続く…需要があるかはわかりませんが、また今度祭りの様子を詳しくお届けします🚚

ライブっていいね

話は飛んで、最近行ったライブの話です。お正月に、この度初開催の「rockin'on sonic(ロッキンオンソニック)」に参戦してきました。私はThe Snutsというスコットランドのバンド目当てで参加したのですが、相変わらず素晴らしいパフォーマンス…2025年、良いライブ初めとなりました。

そして、ヘッドライナーのPLUP!!!!圧倒的でした!!!!
こちらはイギリス・シェフィールド出身のバンドです。フロントマンのジャーヴィスの謎のダンスが、なぜかとんでもなくクール。『ラブ・アクチュアリー』のときのビル・ナイのような動き、と言えば映画ファンの皆さんはピンと来るかもしれません。フロアも一体感があり、圧倒的なライブ体験でした。今年はライブのために渡英予定の私、年始からしっかりモチベーションを高めることができました。最高。

そして、UKロックと言えば!
blurのドキュメンタリーとウェンブリーでのライブ映像が、1月31日より劇場公開です!ドキュメンタリーである『blur:To The End/ブラー:トゥー・ジ・エンド』はU-NEXTでも配信しておりますので、ご自宅でも劇場でもお楽しみいただけます!うれしい✨️

blurのロゴってなんでこんなにかっこいいんでしょうね

1時間をどう使うか問題

またまた話がぴょんと飛びます。
前述の通り菅原文太祭りを敢行したことで、「在宅中のスキマ時間は何かしら作品に触れる」という習慣が身についた1月。1時間だけちょっとなにか観たい!を叶える、かつ、充実させてくれる作品たちにも出会えましたので少しご紹介させてください。どれもこれも菅原文太のおかげです。

まずは『刑事ファルチャー 失踪捜査』というイギリスのドラマ。マーティン・フリーマンの良さを一生噛み締め続けられるドラマという、とんでもなく嬉しい作品でした(清武は『SHERLOCK』ファンの一人です)。犯罪捜査を描いた作品ではあるものの、同じくらい人間ドラマにもフォーカスがあたっていて、かつ、実際の事件を元に非常に丁寧に作られていて、見応えありでした。英国アカデミー賞にもノミネートの実力派ドラマ、ぜひ。

ハリポタ世代にはおなじみ、アンブリッジ先生も登場

あとは、韓国よりやってきたワンシチュエーション・コメディホラー、『THE HAND 恐怖のお手洗い』。トイレから手が生えているという意味がわからない状況からスタートするのですが、これ、58分というちょうどよすぎる短さ。このお仕事をする中で出会った作品で、普段は観ないジャンルなのですが、映画作りたい欲が刺激される1本でして(作れませんが)。トイレに行くのが怖くならない、くらいの怖さなので、ホラービギナーの皆様もぜひに。今年はホラー耐性をつけたい!

主人公の賢くてちょっとヘンなイケメン感、最高

今年も頑張ります

ということで、そろそろ終わります。最後にこの話題を。
1/17の朝、悲しいニュースで目が覚めた映画ファンの皆さんは多いはず。
デヴィッド・リンチ監督がお亡くなりになりました。
まだ観ていない作品もあり、彼を語れる立場にはないのですが、中でも『ツイン・ピークス』が大好きで。作品そのものが素晴らしいのはもちろん、個人的にはリンチ扮するゴードンの、全部をぶち壊してくる存在感も意味わからなすぎて大好きで。なんとも言えない大きな喪失感に包まれました。
一方で、幸いにも彼はたくさんの作品をこの世に残してくれたので、改めて彼の作品に触れ、何度も噛み砕きたいなと思う次第です。これもまた、映画のいいところですね。また、映画に携わる人間として、こういった作品を丁寧にユーザーの皆様に届けられるようにお仕事をしたいなと、改めて思いました。2025年も頑張ります。

さて、今回のnoteはここまで。
雑多に書きすぎましたので、今後はもう少しテーマを絞って書くことにしますね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。

まだまだ寒い2月、映画を観ながら暖かくお過ごしくださいませ🍊


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