皆んなでやるって難しい。

皆んなでやるって凄く難しいなって思う。

まず今回の皆んなでやるっていうのは何なのかというと
何かを高めて(最善策の模索、開発)、それを周囲に広める
ということに関してとさせて頂きます。

これに関して思うことは経験から感じた完全に私見なので、、

おそらく世の中にはこれを効率的に行う方法というのはあるのだろうけど今思うことを残しておきたいという意味を含めて書いてみます。


何かを高めるのがまず難しい。

そもそも当然なのですが何かを高めるのって凄く難しいですよね、、

おそらく何かを高めたいというきっかけは各個人で様々な理由があると思う。

集団ベースでいうとその取り組みを広めたり、価値があると認めてもらうために、その内容を改善、修正していくこと。

例えば、部活を例に挙げると全国大会に出たいとか、優勝したいとか

会社でいうと良いものを提供したいとか

個人ベースでいうと、自分が感じている過ごしにくさを改善したいとか、専門性を高めてキャリアアップをしたいとか

様々あると思う。

でも、これらを達成するためには基本的には行動は同じで
勉強(インプット)
挑戦(アウトプット)
反省して、
再検討(新しい情報また勉強するか、やり方を変えてやってみるか)
という流れをぐるぐる繰り返すことになるんやと思う。

これらは文字にすると凄く少ないけど実際やろうとするとお金も時間も労力も凄くかかるわけだ。


意外とやってみると大変なことの一つは、この主目的の難しさだけでなく、生活の中で他のこと(家族との時間、恋人との時間、生活するために必要なこと)とのスケジュールの中で、いつ、どのように行うかという自分自身のマネジメント能力みたいなことが凄く要求されること。


これが凄く大変で、正直自分が立てた目標のみに集中するだけであれば僕個人はそんなにしんどくない。僕は自己成長できるのは凄く楽しいので。笑

でもそれ以外のことを含めて自己マネジメントみたいなことを継続していくためには好きなこと以外のことをうまくこなしていく能力みたいなものが必要だと感じていて、

それを継続していくことも含めて強いモチベーションが必要なわけだ。
(中には嫌なことを言われた時にも自分を信じて継続する信念の強さも必要なことがある、、)

そう。このモチベーションが「皆んなで」という部分に凄く関係してくると思う。


皆んなでやる難しさ

上記のことを踏まえると、皆んなでやる時の難しさの大きな問題はモチベーションの違いであると言えると思う。

なので、
集団に所属する人たち(もしくは周囲にいる人たち)の特性によってこの難しさや対象とする問題点が異なってくるのだと思う。

自分の集団を確率分布にして
①モチベーションの高さ×②その人数割合
で考えた時に例えば
①が100の方向に多くの人数割合が配置されていれば、その集団のモチベーションは高く
1が0の方向に多くの人数が配置されていれば、その集団のモチベーションは低いことになる。

そもそも大前提で皆んなで何かをやる場合に最も重要なことは目標とその目的の共有だと思う。

その目標をなぜ達成する必要があるのかが共有されることで、皆が同じ方向に向かって、「それに関与すること」を学び、挑戦し、反省が行われて、相互作用することが出来るのだと思う。
(もちろん外乱、迷いが必要な場合もあると思いますが一旦置いておきます)

つまり、この目標、目的が共有されて、各個人が行動した結果がその集団の成果(結果)となることが想定される。

皆でやるという場合の発展(何かを高める)には大きく2つのサイクルが関係すると思っていて
・個人レベルのサイクルの量と質
・集団レベルのサイクルの量と質
があると思う。

後者の場合は、その目標に対する競合他社との関係や社会の中での位置付けみたいなものが影響すると思う。
でも、とりあえずこの辺は一旦置いておいて前者の難しさを考えたい。


集団に所属する個人のモチベーションの違い

最初に述べたように目標を達成するために必要なことは基本的には同じで勉強、挑戦、反省、再検討のサイクルをぐるぐる継続していくことだと思う。

でも、集団でこれを行う場合に大きな問題になるのは個人のモチベーションに大きな違いが生じるということである。

目標に対する価値観が大きく異なるのである。
ある人はその目標に人生を捧げてもいいかもしれない。
ある人はそれが例えば仕事であれば最低限の収入を得られれば良いかもしれない。
ある人はそれよりもプライベート(家族や恋人、自分の趣味)の方が大切かもしれない。
ある人はその目標はそんなに好きではないけど、その過程で得られる他の人との繋がりや賞賛に興味があるかもしれない。

そして、各個人のこのモチベーションはずっと同じ状態ではなく、時間の中で変動するのである。
ある人はその変動が小さくて、行動を継続し続けることが出来るかもしれない
(この人はとても貴重で勝手にそうなるわけはないと思ってる。何かそうするための犠牲や努力をしている。)
ある人は変動が大きくて、もしかしたら一度下がったら立て直せないかもしれない。
逆にある人は最初は全くモチベーションがなかったけどある瞬間からめちゃくちゃモチベーションが高くなるかもしれない。


理想は出来るだけモチベーションの平均を高く保ちたいし、その変動は小さくしたい。


このモチベーションをどう扱う?

このモチベーションの違いや変動は必ず生じるものであり、何かしらの対応を迫られるんだと思う。

個人的にはまずこのモチベーションを分類して分析可能にすることが必要だと思う。
その時にモチベーションの高さと変動の2要因で考えると良いのではないかと思ってる。
例えば大雑把に分けると
①モチベーション高い×変動少ない
②高い×大きい
③低い×少ない
④低い×大きい
になるのではないだろうか。

まず大きな問題となるのは②と③だと思う。
これらの群に対してはモチベーションが低い方に動いている理由を探る必要があると思う。
ただし、この2つの群は質的に異なると思っていて②の人が低い方向に動く理由はおそらく大きな報酬の喪失がある。③の人はそもそも低いのでこの目標対して価値を感じていない人たちが多い可能性が高い。
でも、どちらかというと③の人たちは安定しているので、新たな不満というのは少ない可能性があり、心理的には安定していることが想定される。そのため負荷を調整すると理由にはよるだろうけど、持続的に取り組みはしてくれる可能性もあるのではないかと思う。逆に②の場合は危険もあると思っていて、モチベーションが下がった場合、その取り組みを攻撃する可能性があるのではないだろうか。
なので、役割は慎重に判断しておく必要があるかもしれない。

これらの群に対して参考になる情報を提供してくれるのは④の群だと思う。なぜモチベーションが向上したのかのモデルケースを提供してくれるため、モチベーションを高い方向へ動かす情報を得られる可能性が高く話を聞いてみることはとても重要かもしれない。

そして、一見ほっといても良さそうな①の群である。こういうモチベーションに関する記事を個人的に見てて思うのはこの高い×少ない人たちは勝手に学んで勝手に行動してくれるからほっといても大丈夫みたいなことをよく目にする。
僕はそう思わない。
この①の人たちは負担を多く強いられる群だと思う。この①の人たちは質高く、文句も言わずに量をこなすために良くも悪くも信頼があり、自分でも目標に対する軋轢に気づけてしまうために、無意識の内に他の群の補足している人たちが多い。
そのため無理が強いられ、体調を崩す危険性や、変動は少ないが時間軸で考えた場合に突然その場を離れるという選択をする可能性がある。
この群は自己犠牲できてしまうのである。
だからこそ、周囲の人たちはこの人たちを気遣う必要があるし、感謝をする必要がある。


最終的には話をすること

色々と考えてはきたけど、たぶん大切なことは話をすることだし、その人を知ろうとすることだし、気遣いを持つことだと思う。

サイクルの回し方やその際の問題点なども多くあると感じてはいるけど、共通することはまず気持ちを1つにすること(モチベーションの確保)だし、その過程で起こる各個人の変化に気づけることが大切だと思う。

そのためには忙しい毎日の中で少し足を緩めて、話をして、色んなことを共有することが大事だと思う。

言葉足らずだし、今後の僕の経験で考えが変わることもあるだろうけど今現在の気持ちを記録しておく。

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