行列の絶えないロンドンのベーグル店Beigel Bakeへ
ロンドンのイースト・エンドにあるブリック・レーン(Brick Lane)という通り。
多くのバングラディッシュのカレー屋が並ぶバングラ・タウンの中心として知られている通りで、ここ最近ではアーティストが集まりギャラリーなども増え、ヒップなエリアになりつつあるようです。ロンドンで生まれ育ったパートナーによると、子供のころはイースト・エンドは行ってはいけないところだったということで、かなり危険だったそう。
実際近所を歩いてみるとストリートアートがずらり。
こちらにも。
カラフルな壁の建物に電線に絡まる数々のスニーカーが映えます。
今回この通りに来た理由はBeigel Bakeというベーグルの有名店を訪れるため。1974年創業で主にベーグルなどを扱うベーカリーで、なんと24時間、定休日なしで毎日営業しているお店です。
ベーグルの起源ははっきりとしていないものの、17世紀にはポーランドのユダヤ系住民の間で食されていたという記録があり、今回訪れたBeigel Bakeの数軒先にあるBeigel Shopというベーグル屋が1855年にイギリスで一番最初にベーグルを売ったとされています。
Beigel Bakeに足を踏み入れるとやはり列ができていました。ただ手際が良いので回転は速いです。
メニューは、ベーグルだけでなく、ドーナツやチーズケーキ、クロワッサンなども。具入りのベーグル・サンドが人気で、中でもダントツトップがソルトビーフ・ベーグル。
ソルトビーフ・ベーグルはブロック肉を塩漬けし、低温調理したもの。店員がソルトビーフをベーグルに挟んでいます。
もちろん私はソルトビーフを。ソルトビーフにマスタード、ガーキンという小ぶりのキュウリのピクルスが挟まっています。 6.20ポンド(およそ1,200円)と他のベーグルに比べて値段が高めですが、ソルトビーフがとっても肉厚ではみ出ています!
ちょっとしょっぱいですが、口の中でビーフがホロホロと崩れ美味しい!ベーグルももっちりしていて軽め食べやすく美味しいです。ピクルスもそれほど酸っぱくなく、日本のからしに似た少し辛めのマスタードとの相性も抜群です。
パートナーはスモークサーモンとクリームチーズのベーグル。3.60ポンド(680円)。ソルト・ビーフと比べると随分薄いです。こちらも美味しかったです。
多少しょっぱくても大丈夫であれば、ソルト・ビーフは断然お勧めです。ベーグルも美味しかったのでお土産にシード付きのものをいくつか買って帰り朝食にしました。
お店の様子はInsiderのこちらのビデオでどうぞ。とっても豪快です。