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ワインと美食の町、一品勝負のログローニョのバル巡り①

前回はログローニョのまち歩きでした。

ワインの産地として有名なリオハ州の州都ログローニョ。美食の町としてバスク地方のサンセバスチャンばかりが取り上げられますが、ログローニョもはしごが楽しい美食の町。とにかく魅力はワインとピンチョスの安さと一品しか提供しないこだわりのバルの数々。コロナ前に訪れ、すっかり気に入ってしまったログローニョの食文化。個人的にはサンセバスチャンよりもログローニョの方が好きで、今回待望の再訪です。

そんなログローニョにはピンチョスバルがひしめく2つの通りがあります。有名どころが並ぶラウレル通り(Calle del Laurel)ともう一つがサン・ファン通り(Calle San Juan)です。

今回はサン・ファン通りで一軒のバルに行き、あとの残りは全てラウレル通りとその周辺に行きました。

ディナーは夜7時半くらいから徐々にお店が開き始めます。あいにくの雨模様。

ラウレル通り

初回パート①では、ラウレル通りで一品のみ提供するこだわりのバルの紹介です。


マッシュルームのピンチョス一品しかないバル2軒

Bar Soriano

今回はじめて訪れたBar Soriano。マッシュルームの写真が目印です。次に紹介するBar Angelは前回も訪れたので知っていたのですが、もう一軒マッシュルームのピンチョスがあるのは記憶にありませんでした。

開店してすぐでもうすでに何組か入っていました。早い時間はやはり欧米の観光客が多いです。

シンプルな内装で椅子はなし。

まずはワインメニューから。2ユーロが一番高いワイン。リオハはビックリするほどワインが安いです。

キッチンではマッシュルームをグリル中。

作り方はいたってシンプル。この一品しか出さないバルなので美味しくない訳はないです。

出来上がりはこちら。マッシュルームの数は2個半で上に小さい海老が乗っています(€1.70)。ワインはベルデホの白にしました(€1.60)。

すごくシンプルなのに美味しいです。

Bar Angel

さて次は以前も訪れたBar Angel。

1960年からマッシュルームのピンチョス一筋のバル。

前回とっても美味しくて気に入ったので、絶対再訪したいと思っていました。やはり混んでいます。

ワインメニューはこちら。

キッチンにはマッシュルームが山積み。

このお店のレシピはネットで以前見つけ家で度々作っていて、今回改めて作り方を確認しました。

一番上に乗せる海老はすでに串に刺して準備してあります。

出来上がりはこちら。マッシュルームの数は3つ(€1.80)。ワインはリオハのVitarán(€2.40)にしました。

高さがありがぶりといけないのでまずマッシュルームだけを2つ食べて、最後にパン、マッシュルーム1つ、海老でがぶり。

Bar Sorianoよりジューシーで私はこちらの方が好みです。やはりとても美味しかったので翌日また再訪しました。

ヒラタケのグリルだけを提供するBar Cid

そして次はBar Cidへ。

まだ空いていました。

このバルのメニューはヒラタケだけ!ピンチョスサイズ、ハーフサイズ、フルサイズと3サイズあるのみです。

ちょうど作っていました。

左手に調理前のヒラタケが山積み。特注のグリルのようで蓋がついています。火の通りを良くするため最後は蓋をして焼きます。

味付けもシンプルでほぼ素材の味だけ(€1.70)。ワインはリオハの赤(€2.40)。

サンドイッチ式でパンに挟まっています。ジューシーで美味しい一品。

パタタスブラバスだけを提供するBar Jubera

そしてもう一軒再訪したかったのが、パタタスブラバスだけを提供するBar Jubera。初日の最後に寄ってみると記憶よりずいぶん量が多く、もうすでにお腹いっぱいになりかけていたので断念しました。翌日行くとなんと定休日!

また再訪する良い口実になりました。写真は前回行ったときに撮ったもの。

今まで食べた中で一番か二番くらいの美味しさです。

宿泊先のアパートはラウレル通りにあり、窓からBar Angelが見え、最高のロケーションでした。

ログローニョのバル巡りは次回も続きます。


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