読む・書く・話すを極める 大人の言語スキル大全

大人の言語スキル大全(齋藤孝)を読んだ。
読む・書く・話すの三大言語スキルに関するセクションのうち、特に興味深かったのは「読むを極める」部分。
漫然と読書量を増やしたいと思っていたので、具体的に何にどう取り組めばいいか明らかになり、今すぐ何か始めたくてうずうずしてる。

読む技術_これから取り組むこと

- 読書時間を確保する
 1日のどこかで必ず本を読む。自粛期間中は湯船で。通勤が始まったらそれに加えて電車の中で。

-興味のあるジャンルは最低5冊読む
 まずこのルールにしておけば選書に迷う時間が減りそう。しかも何冊も同じジャンルを読むことで知識が効率的に吸収できるとのこと。1冊で何もかも吸収しようとするから読む速度も落ちるんだよね。...文中では偏りを持たせずいろいろな著者、カテゴリの本を読むことを"森のような読書"と読んでそれを推奨していたけど、いま一番気になるのは斎藤さんの本がなのでしばらくは「齋藤孝」というジャンルと捉えて5冊読もうかと思ってるw
その他だと、今回読んだような言語スキル系は気になる。子ども〜大人向けまで広く読んでおきたい。


- 読み方を変える
 新書やビジネス書などの「役に立つ読書」は速読モード。重要そうな箇所や興味ある部分をピックアップして、そこを集中して読む。
小説などの「快楽としての読書」は精読モード。世界観に浸かってゆっくり読む。私はすべての本を精読モードで読んでいたので、この視点が新しかった。速読でも精読でも忘れないでいたいのは、最後まで読めない本がたくさんあってもいいということ。"たくさんの本を同時に読み進めていくのが、読書家への近道"だし、一冊を読破するのに重きを置かなくて良いようなので。これでだいぶ気楽になったな。古本屋さんで気になった本5冊選んで、その足でカフェに入り、速読モードで捌く日作りたい。

...ちなみにこのアウトプット大全自体も、精読したのは私にとって重要だった「読むを極める」部分だけ。

書く・話す技術_これから取り組むこと

このふたつの技術に関しては流し読みだけど、その中でも目に入って、取り組もうと思ったことについて。

- エッセイを書く
 暮らしの中で気になること、ちょっと長めの文章にして残してみたいことは意外とある。文章力をつけたいならそりゃアウトプットは必要でしょうね。わかってはいたけど、ハードル高かった。日常を綴ったエッセイ形式ならまだましかも。(そういえば、エッセイと日記って何が違うんだろう)

最近だと、このあたりが私の中のホットトピックス
・家のすぐ近くに焼肉屋ができる(肉を焼くという行為について)
・網戸がない家(新鮮な空気を吸うのは基本的人権レベルで大切)
・自転車を買った話(都心暮らしのモノ選び)
これを継続できたら、書く技術の部分も精読するかも。

- 英文を和訳する
 英運の構造を解釈しわかりやすく翻訳することが日本語で論理的に話すのにも有効で、続けるうちに頭の中に"翻訳文体"というものができあがるらしい。翻訳文体で話すと。論理的に整理して話しやすいそうだ。以前英語スクールに通って日常的に英語に触れていた頃、なんとなく「賢くなった」気がしていたのだけど、翻訳文体ができつつあったのかもしれない。実例もあるので、やって損なし。何か(答え付きで)翻訳できる本、あったかな...まずは中学レベルからやりたいな...w

読む技術_仕事に直接役立ちそうなこと

- (外国語や古文漢文を読むときは)読みたい箇所の口語訳を読んでから声に出して原文を読む
指導で役立ちそう。先に日本語を挟むだけで、原文を読んだときに言葉と意味が同時に入ってくる感じ。受験時代無意識にやっていたけど、あのやり方は正しかったことが明らかに。生徒さんにもやってもらおう。

さてこのあとは具体的にどの本読むか、なにをいつ翻訳するか決めてすぐ動ける状態にするぞ!エッセイはネタがあるので、すぐにでも書き始めよう。

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