うつと涙
突然ですが、最近泣きましたか?
起き上がれなくて悔しいとかわかってもらえなくて悲しいとか、そういう悲しい涙はしばしば流している気がしますが、感動したとかおかしくて笑いすぎて涙が出たというのはあまりないような気がします。
今回は、そんな涙のお話です。
涙活
「涙活」ってご存知ですか?
寺井さんという方が作られた造語なんですが、泣くことで副交感神経(ゆっくりおだやか神経さん)を刺激し、交感神経(やる気たっぷり神経さん)を鎮める効果が認められているそうです。
交感神経が副交感神経にくらべ元気すぎるとイライラしたり、気分の波が大きくなったり、いわゆる自律神経のバランスが崩れて心にも体にもよくありません。
泣くことですっきりすると、副交感神経が活発になり気持ちも楽になるといわれています。脳の働きとしても泣くことは大事なんですね。
感動して泣いてみる
悲しくて泣くのはあまり嬉しくありません。これは、そういうときにとっておきましょう。
「涙活」の面白いところは感動して泣きましょうということです。
正直、私、最初に聞いたときは宗教みたいってひきましたすみません。
でもね、感動して泣くとふわあっとすっきりするんです。感動のポイントは人によって違うので「これをして」とは言いづらいのですが、人によって感動のツボって必ずあるようなんですね。
動物ものの動画とか子どもとか推しのライブとかこの曲聞くと絶対泣くとか。映画も「この映画見ると泣くんだよなあ」みたいなもの。
手軽に泣くなら短めな動画や短編小説などをストックしておくとよいかもしれません。
私はストリートピアノで偶然合奏が始まる系の動画がツボみたいで、そういうのは片っ端から保存して泣きたいときは大音量で聞きながら号泣します。次点でインスタの推し猫ちゃん。
不思議と泣いた後はすっきりしております。
これはね、一度騙されたと思って試してみてください。オススメです。
泣くのは安心するところで
安心するところ、というのは前回の睡眠の話でも書いたんですが、不思議と緊張するところで泣く涙というのはすっきりしません。
私は「緊張すると涙が出る」という症状を持っているのですが、この涙は緊張感を強めるばかりでどうもすっきりしないんですよね。きっと体は「副交感神経がんばれー」って出しているんだと思うんですが。
泣くのはここなら大丈夫という安心する場所がいいです。
または安心できる人のそばもいいですね。
「泣かないで」よりも「泣いていいよ」って言ってくれる人。いなければ自分に言ってあげましょう。
時にはいっぱい泣いて、自分の心を柔らかくしてあげましょう。
私の好きな言葉に「晴れの日には晴れを愛し、雨の日には雨を愛す」という言葉があるんですが(SHARPさんのスマホが言った言葉です)泣く日も、泣く自分も愛せれば、きっと笑う自分も愛せると思うんです。
ときには泣く休日も、どうぞ。