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計算したら高齢者支え過ぎだった

高齢者を支える図ってよく見るけれど
どうやって支えているか、の一つに

後期高齢者医療制度というのがある

75歳以上のおじいさんおばあさんは
医療費基本1割でいいですよ、というやつ

これ財源どうなっているかというと

1割 高齢者本人たち
4割 現役世代のわたしたち
5割 国、県、市で出し合う

なんだけど
まぁこの時点でおいおい本人1割かい
現役は本人たちの4倍も払っているのか
って話なんだがね

実際の数値をみてみたら
ちょっと違かった


令和三年度の財源
単年度の収入の合計が16兆1235億円

その内訳は

高齢者本人たち 1兆3783億円
わたしたち現役 6兆3703億円

国       5兆3890億円
県       1兆3160億円
市       1兆2704億円
その他
(厚労省 https://www.mhlw.go.jp/content/12403500/001113015.pdf)

である


お気づきになられただろうか...

わたしたち高齢者の4.6倍払っている


ちょっと高齢者の負担軽すぎないか?

どうしてこうなったのか...
調べてみたら根深い問題であることが
わかった

時は1973年の佐藤栄作内閣に遡る

改正老人福祉法で70歳以上が
医療費タダになった

おう?

この頃多分、老人に福祉を!
みたいなブームがあったんだろうね

核家族化で高齢者を支えられないとか
年金制度もあまりちゃんと機能していなかったというのもあるらしいが
まぁ景気良かったのだろう

これが悪夢の始まりである

タダなら病院行くよね
1980年までに高齢者の医療費が法改正前の4倍にまで膨れ上がった

そして人間一度享受したものを手放すのは難しい

1982年には老人保険法で数百円自己負担をかけることにはなったが

なかなか急に負担をあげられない

その後ちょっとずつちょっとずつ
改正を重ねて

2022年菅内閣で75歳以上の年収200万円以上の人は2割負担になった
(大反対を押し切った形)

いや、何年引きずっているんよ
そして地味に菅さんすごい、が
まだ足りん

高齢者が多い限り高齢者のための政治になるし
一度得た権利を人は手放したくないし

人口がすぼむまで我々現役や
子どもたちの世代に
耐えろといわれている


そんな気がして


でもこれをどうすればいいかって
どうにもならんのだ

なので自己防衛おじさんじゃないけど
これ以上損しないように

賢く生きていかなければならんし
子どもも賢く育てないとあかんな

と思っているのである


おわり

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