2024年初仕事は1歳の防災バッグ準備
今年の正月は特撮映画だと思いたい。元日に大地震、翌日に飛行機炎上、被災地に物資を運ぶ海保員の殉職……。
産後1年は暗いニュースに蓋をしていて本当に見なかったのだけど、今回は休み中ということもあり目に入ってきて、少し心がやられてしまった。本当は年初のnoteで新年の抱負を書くつもりだったのだけど、気持ちが付いてこないので、後日にする。
その代わり、今私がすべきこと、つまり心を守って有事に備える方法について書くことにした。書いたら文字が言霊になって、私の心が守られ有事に備えられるはず。そしてこのnoteを読んだ誰かの行動につながれば……。
以下では①~④で心身を整える方法、⑤~⑦で防災の備えを書いています。⑦が防災バッグ準備なので、そこだけ読みたい人は飛ばしてください。
それではまず心身のケアから、どうぞ!
①踊り、歌う
つまり運動するということです。健全な精神は健康な身体に宿る! 血流命! しっかり呼吸!
私がエン様と踊ってるのはエビカニクス。本家・ケロポンズの動画は1億回以上再生されているけどちょっとアレなので、可愛いボンボンアカデミーのお二人と一緒に踊っている。めちゃくちゃきつい。
自分だけで踊るなら竹脇まりなさんの元祖痩せるダンス。運動神経ゼロの私でも「大丈夫だよ!!」ってまりなさんが励ましてくれるから頑張れる。
大人だけで暮らしていると、鼻歌程度はあれど、大声で歌うことはあまりないと思う。ところがどっこい、子どもがいれば歌のチョイスに事欠かない。歌っていると言語が口に支配されるので脳で別のことを考えるのは難しくなり、余計なことを考えなくて済む。
エン様は空前のブーブーブームで、一生「はたらくくるま」「トミカ!トミカ!プラレール!」。車系の歌はヒゲパパにはまってる(私が)。
トミカ!トミカ!プラレール! の本家はこちら。もちろんタカラトミー株買ってます。
②爆食いする
つまり食べるということです。血糖値が下がるとイライラするので、糖質を食べる。タンパク質や野菜、ビタミン、ミネラルも摂れると理想。餅+おせちは栄養価最強。塩分砂糖多めでも今は気にしない。元々「ダイエットは1月4日から」と思ってたけど、有事なので「2月から」に繰り下げ。育児しているとどんどんカロリー消費していくので、自分がお腹を空かせないの大事。
ちなみに私は時々食欲中枢がバグるのですが、1月3日の昼食後に
・お餅x2
・クッキー1袋
・おかき1袋
・ラングドシャ5枚
・もなか1個
・みかん1個
が胃の中に消えていきました。ざっと計算しても昼食後に800kcal以上食べてる。それでも満腹でもう食べられないという感じではなく、夕飯もふつうに食べた。ストレスがかかっている時は身体がカロリーを必要としている。
③惰眠をむさぼる
つまり寝るということです。自覚なくても、帰省や旅行で疲れがたまっているので早く寝る。子どもと一緒に昼寝する。寝たもん勝ち。朝寝坊してもok。
ちなみに私は仕事始めの1月4日、起きたら7:40でした。エン様も同じ時間に起きました。二人とも朝食を食べ、8:15に家を出ました。寝坊してもok!
④SNSのスクリーンタイムを設定する
皆わかっているのに、タイムラインにはたいした情報は流れてこないとわかっているのに、どうせ夫にイラつくとか義母にイラつくとか地震心配とか買い物行ってきたとかどうでもいい情報しか流れていないのに(SNSはそういう場なのでいいのだが)、Twitter(現X)やInstagramを眺めてしまう。ちょっとでも時間が空けば手が勝手にSNSを開いている。
特にイベント発生時(お正月のような季節行事でも、地震火事のようなニュースでも)はSNSにネガティブな情報が噴出するので、手が勝手にSNSを開いているようでは心が持っていかれてしまう。
そんなことも皆わかっている。しかし「SNS見ないようにしよう」と思ったくらいで習慣は変えられない。
強制的にスクリーンタイムを制限しよう。iPhoneの場合、設定→スクリーンタイム→App使用時間の制限 でできる。
どうでもいいが、「シリコンバレーは生産性泥棒」という表現があるらしい。うまいこと言うな。
次からは防災の備え。
⑤特務機関NERVの一員になる
Twitterアカウントは見かけていたけどなんのこっちゃわからず、エヴァファンが地震情報の配信をしてくれているのかなくらいに思っていたのだけど、中身を知ったら物凄いサービスでした。
・日本最速の地震速報サービス
・国立研究開発法人防災科学技術研究所からの地震情報を直接取得
・さくらインターネット(株)の子会社
※さくらインターネットは日本最大手のサーバー会社
・エヴァンゲリオン公認
早速アプリ入れてみたら、地震の波が伝わってくる様子がわかって単に「すごい!」と思った。正確な情報をテレビより早く得られる。
3.11がきっかけの開発ストーリーはこちらから。今回の能登地震でも、まじでやばい時は情報が寸断される。自分が被災しても、震度どれくらいだったのか、被害がどれくらいなのかわからなくなる。何よりもほしいものが情報になる。そんな時に備えて入れておいた方がいいと思う。また、遠方に住む家族や友人の状況を知るためにも使える。
⑥家の環境を見直す
・スリッパをベッドサイドに置く
・スマホを枕元に置く
多くの人は元々そうしてるかもしれないけど、私は自室でスリッパを脱ぎスマホを充電し、家の反対側の寝室で寝ていた。いざという時にスリッパとスマホは即必要なので、ベッドサイドに置くように変えた。今回能登で被災した人のレポでもすぐにスリッパを履いたという話があって、スリッパは重要。スマホは言わずもがな。
他にも、固定できてない家具、棚の上の飾り、ワレモノの位置など今一度見直そう。
ちなみに、阪神淡路大震災で被災した私の祖母の教訓は以下です。
・揺れたらまずドアを開けろ
・お風呂に水を溜めろ
私は仕事中でも揺れたらまずドアを開けます。
⑦防災バッグ準備
ようやくタイトルの内容まで来ました。お待たせしました。
元々大人2人分は防災士監修の防災バッグを買っていた。
しかし買ってから3年、一度も見直しておらず、今や子どもの分もいる。はてさてどうする。
いろいろ調べた結果、とりあえず防災士監修の防災バッグに加え、
・3日分の水と食料(大人・子ども)
・おむつ・おしりふき・防臭袋
・保険証・医療証・歯医者の診察券のコピー
を備蓄することにした。水と食料とおむつはローリングストックとなる。基本的にミニマリスト家族なのでストックするのがあまり好きではないが、こればかりは仕方がない。
もし美味しいレトルトで長期保存できるもの(カレー以外)があれば教えてほしい。あと「おむつ数の安心は心の安心」というのを目にして念の為防災バッグの方にも入れた。
悩んだのは、服系。夏か冬かで必要なものが大きく異なる。また子どもはどんどんサイズアウトしていくので、何かを防災バッグに入れておくのはあまり得策ではない気がする。
被災しても自宅避難が想定されるので、服系はその時に必要なものを出すことにした。子どもの着替えは保育園バッグやお出かけバッグに常に入っているので多少はなんとかなるはず。
備えはこんな感じになった。
リスト化するとこんな感じ。
防災バッグは、1つを寝室、もう1つを玄関外の倉庫に入れることにした。またレトルト幼児食の賞味期限が24年11月なので、9月1日防災の日にまた防災バッグの中身を見直すことにし、夫婦共有の予定表に入れた。今年は幸い、9月1日が日曜日! 防災バッグ見直すのに丁度良い。
ちなみに、今回の見直しで賞味期限が切れていたものたち。かんぱん……食べるか……,
①~⑦までして、踊り歌い心身を整えることから防災バッグを準備し災害への備えまでしたら、次は寄付。自分のことをきっちりして、他人のために動きたい。
最後に……
珠洲の塩、氷見の寒ブリ、金沢のお茶文化。北陸には好きなものがいっぱいある。
コンビニのおにぎりが買えなくなったのは、珠洲の塩で握ったおにぎりの美味しさを知ったから。
養殖のブリが買えなくなったのは、氷見の寒ブリに出会ったから。
小京都と称する町は数あれど、本物の文化があるのは金沢(と松江)のみ。
今回の地震で北陸の素晴らしい文化にも大きな影響があっただろう。いつか復活し、また新しい景色を見せてほしい。
日本に住んでいる限り、地震と津波は切っても切り離せない。こんな土地で暮らす私たちの天命。大陸とか、地震の少ないところに引っ越したらそれでいいのかもしれない。宗教紛争が起こっている地域のニュースを見て、そんなところから引っ越したらいいのに、と思っていた時期があった。その言葉がブーメランとなって自分に返ってくる。
人は生まれ育った土地で生活を育み、文化を紡いできた。つらい思い出も踏みしめ、糧にし、時間を重ねて歴史にしてきた。
約30年前の阪神淡路大震災の時は首相が発災を知ったのは地震の2時間後だったという。今回はすぐ官邸に首相以下関係閣僚が集まり、速やかに非常災害対策本部が設置された。阪神淡路の時は、全国の一般人が地震を知るのはもっと時間がかかっただろう。今や、特務機関NERVのアプリがあれば全国どこにいても日本最速で地震速報が受け取れる。
30年の間にも多数の地震や津波があり、特に3.11は強烈な痛手を負わせ、教訓を得て防災をアップデートしてきた。これが未来を創るということだと思う。30年前には空想物語だったことが、今は実現している。
今一度、心身を健康に整え、防災に備えたい。いつかきっと太平洋側も大きな地震・津波に襲われる。その時に「こんなに準備しなくても大丈夫やったな」と思える未来を創るために、防災バッグ、準備しましょう。
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《終わり》
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