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【詩集】月のぬくもり、星のなみだ。

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10代~20代に描いた詩
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2022年6月の記事一覧

【詩】街のネオン

【詩】街のネオン

まわりが
はなやかで
それでいて
輝いていた

街のネオン。

その中に
居ることが
どうしてもしっくりこなかった

まぶしくて
不似合いで
不釣り合いで

ここはなんとなく
煌びやかな世界にみえて

だから
ずっと下をうつむいて
歩いていた

暗い地面をみると
安心した
そこは自分に釣り合ってたから

【19歳の青春】

【詩】ばいばい

【詩】ばいばい

雨を見つめながら
彼からの連絡を待っていた

あの日
二度と連絡をしようとは思えないように
言いたくないことも言葉にして吐き捨てた

それなのに
最後にバイバイとは言えなかったんだ
それを言葉にしたら本当におしまいになってしまうから

だから
いくら望んでも
彼からの連絡は二度とこないと思う

そう仕向けたのは私だけど
望んでいなかったのも、私だけど。

【22歳の記憶】

【詩】夜が明けたら

【詩】夜が明けたら

ずっと待っている
ずっと待ちつづけていた

夜が明ける瞬間を。

眠りたくないのか
眠れないのか
それさえも解らずに
一晩中、起きていた。

夜が明ける瞬間を
この目で確かめたい

窓際に座って
音楽を聞き流す

手にはノートとペン
素直に感じる言葉を
書きつづった

夜が明けたら
何をしようか
何処へ行こうか

感じるままに行動してみようか

【15歳の居場所】