休んでこその仕事
昨日、燃え尽き症候群が書かれている記事を読みました。これは、わたしにも記憶があります。
一度この症状になると、数年元に戻れないこともあります。
わたしの最初のバーンアウトは、49歳で大学に編入した時でした。
学部が異なるため、2年でほぼ4年の単位を取るハードな日々を過ごし、そのまま修士課程へ進み、2年間研究をしています。その院修了の直後、父が重篤な病であることが分かり、父を見送ると、そのままわたしは動けなくなりました。
そうした経験をして分かってはいたはずですが、今年の7月、再びあのバーンアウト状態に陥りそうになりました。
昨年7月ぐらいから動き出し、10月に起業し、そこから猛ダッシュで動き、順調に事が進み始めていたところでした。
ところが、わたしは在宅介護中で、通院介助などに一日時間が取られると、それを取り戻そうと、ついつい無理をしてしまうのです。
そんな頃から、夜になっても脳が動き続け眠れない日が続いたのです。
この段階で急ブレーキが踏めてよかったと思っています。
バーンアウトに向かって動いている時、脳は、効率的に動きたがる脳へと変わっているような気がします。
繰り返しとる行動は、確実に強化され、脳がいつしか体ごと引っ張っていくような感じがするのです笑。
今は、母の介護日を増やし、母のために動けるようにしています。たったそれだけで、母にも、家族にも笑顔が増えました。
バーンアウトの入り口は、ちょっとテンションがいつもと違います。わたしの場合、家族がまず気づきました。
ですから、在宅で働く人は、休みを明確に決めておくことがいいと思います。休むことは時間の損失ではなく、考える力を取り戻す貴重な時間です。
子育ても同じです。楽なことばかりではありません。だからこそ、自分の休みは大切にしたいところです。
それから、わたしのようなケースでは、人と会うこともそれほど容易ではありません。
だからこそ、こちらも無理は禁物だと思っています。
必ずピタリと何もかもタイミングの合う時がくる、いつもそう思っています。
その時には、遠慮なく人と会って動き出したいと思っています。
※最後まで読んで頂きありがとうございました。