noteとTwitter、その流儀とすみわけ
こんばんは。noteとTwitter、発信ツールでわきあがる小さな疑問、そんなものって、ありませんか?
行間あける?あけない?
ずっと気になっていました。「行間」問題。
あける、それともあけない?と。
で、落ち着きのないわたしは、①詰めて書く☞②あけて書く☞③詰めて書く、と揺れっぱなしだったのです。
最初は「丁寧に」をこころがけて走り出し、それから徐々にブログらしいかな、と②へ移行します。この「行間をあける」は、軽いテンポで書きやすく気に入っていました。けれど読みに行くと、好きな記事は決まって「詰めて書く」方なのです。
そんなこんなで、やっぱり自分には①があうのかなと振り出しへもどり、いまは過去記事の書き直しにとりかかっているところです。
検索エンジンで読んでみる
そんな迷走中に出会ったのが『たくさん読まれるアメブロの書き方』※でした。そこには検索エンジンの目で読む、そんなことが書かれておりまして。
※木村賢『たくさん読まれるアメブロの書き方』2017 技術評論社
それが、ちょっとした驚きだったのです。
考えてみると、読み手を意識して文章を書くことはあっても、検索エンジンを意識することはありませんでした。
それによれば、今や人間に近いレベルで文章を読みとれる検索エンジン、されどまだ学習段階らしいのです。改行が入りすぎるとひとづつきの文章としてとらえにくいのだとか。
これを検索エンジン風にいうなら、改行で〈br〉というHTMLタグではなく〈p〉タグが入ると、ひとづつきの文章としてとらえにくい、となるようで。なるほどこのHTML、統計学でかつて出会った手ごわいやつ。HTMLで課題提出、なんてむちゃぶりするチャーミングな先生がいました。だからしみ込んじゃっているのです。HTMLはスペルミスが命取りだと。
とはいえこのHTML、検索エンジンがテキストにあたりをつけるための印のようなもの。ルールに従えば問題なし。ただルールからはみ出すと、せっかくのテキストが検索エンジンには、ただの文字の羅列にみえてしまうことも。
で、あなたはどちらを選びます?
検索エンジンより読者、もちろんそんな選択もありだと思うのです。
でも、戦略的にブログ投稿されている方は行間をあけすぎると損かもしれませんよ。あ、そんなの百年前からご存知、そりゃそうですよね、失礼いたしました。
Twitterって?
それから、その良さがイマイチつかめなかったツイッター。140文字なら手軽かもとはじめてはみたものの…流れゆくツイートの川下でその良さが掬えず、途方にくれていました。
そんな時、『書くのがしんどい』※の著者が、
よく初めて本を書く人が「140字のツイッターならら書けるけど、10万字近い文章は書けない。書くことがない」といったりします。ならば、書かなくていいのです。短く十分伝えられるのであれば、ツイッターで十分でしょう。とにかく「考え方や思いがが伝わる」ことが大切です。その手段としてツイッターや書籍がある。もしツイッターだけで考えを伝えることができるなら、本は書かなくてもいいのです。
※竹村俊助『書くのがしんどい』2020 PHP研究所
と言い切られているんです。おもわず膝を打ちます!確かに140文字で書きたいことは書けますし、なんなら共感だってうまれるかもしれません。
振り返ってみると、メモより厚みがあってブログより薄い文字数、思考の整理ぐらいにはなるかも、そんなかんじでツイッター寄りの暮らしをはじめていたのでした。
ところがある日、ツイートでは収まりきれない内容が書きたくなったのです。その時はじめてnoteに戻りたいと真剣に思ったのです。noteに書きたい!と。それが、Long-term care.「一人でも大丈夫」なら、それはさいごの自由でした。
本をブログに置き換え、ツイーターで収まりそうもないものはブログにかく、そう決めたらすっきりしたのでした。
これですみわけ完了!
と、こんなふらふらと落ち着きのないわたしを迎え入れてくださった皆様、ありがとうございました。
それから、こんな嬉しいお知らせまで頂いちゃいました。
一度おやすみして、なんだかブログの見え方も変わってきたような気がします。より自分らしく気取りなく、そんなことを目指しながらまたマイペースで進んでまいります。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
※イラストは、みんなのフォトギャラリーの湯屋(ゆや)さんにお借りしています。ありがとうございました。