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「死の家の記録」ドストエフスキー著
「死の家の記録」ドストエフスキー著
「死の家の記録」は、ドストエフスキー自身の獄中記録でもある。
このシベリア収容所後「地下室の手記」を書いた。
人間が極限状態に置かれた時の状況、様相が書かれている。
この体験はドストエフスキーの世界観を一変させた。
人間は極限状態の状況で本性を顕す。
余程の高貴な精神を備えていない限り「獣」と化す。
或る作家が書いていた「戦争」の渦中で飢えると人肉を喰う、と。
生き延びるためには人間という自覚は消滅して獣状態へとなる。
これは自らが同じ状態になれば誰にでも生じることである。