「音楽について」
「音楽について」
私のこの音楽に対する感想は音楽を真剣に探究している人物からは頗る不快と思われるであろう。
音楽に携わっている方々はこの文章を無視されたく思う。
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私が幼少時に感動したのは雷鳴と稲妻であった。
当時、私の自我は虚無空間にあった。
しかし、神秘体験後、私の世界観は一変した。それから様々な分野を徹底的に見聴きした。
私は霊界参入した時に天界の音楽の中にいた。
空間に鳴り響く、筆舌に尽くし難い眩い光と妙音。
身も蓋もないような物言いだが、人間の歴史上に「天界の音楽」に匹敵する者は皆無である。
流行歌のように情的なものにしか聞こえぬ。
小林秀雄が言った「殆どのものは情で片付く」と。或いは、ニーチェ風に言えば「あまりにも人間的な、、」ものである。ワーグナーに関しては人間の心理的なものを詰めすぎて、ただやかましいだけである。
小林秀雄が「モーツァルト」を聴いた感想を書いているが、私には単におのれの孤独を語っているようにしか聴こえない。
バッハの音楽には天界の音楽風のものが少しは入っているが、パイプオルガンの空間が振動しているように作られているからであろう。
ベートーヴェンの最晩年の音楽は虚無空間に響く、しんとした静けさがある。
特に現代音楽は聴くに堪えぬ。主観的かつやぶれかぶれ的なものとしか言えぬ。
注:この書かれた内容に関する異論、反論は無視します。私の主観的感想、戯言にすぎぬとでも思ってください。