【能登半島地震を乗り越えた女性防災士】「行きはよいよい、帰りは怖い!」給水所への賢い行き方と対策
能登半島地震の経験から学んだ数ある教訓の中で、特に生活に密接に関わるのが水の確保です。給水所へ行く際、空っぽの容器を持っていくのは容易ですが、満タンになったポリタンクを持ち帰るのは一苦労。そんな時に役立つアイデアを経験をもとにお伝えします。
給水所への道のりは、 台車やキャリーケースが大活躍
大容量のポリタンクを持っていくと、帰り道は「怖いほど」重労働になります。そこで大活躍するのが、台車やキャリーケースです。これらを使うと、重たい水を運ぶ負担が大幅に軽減され、快適に帰宅できます。
マンション住まいの方は リュックでの運搬がおすすめ
マンションの高層階にお住まいで、エレベーターが使用できない状況では、大きなポリタンクではなく、2Lの容器を複数用意してリュックに入れて運ぶのがおすすめです。
背負うと階段の昇降も比較的楽になり、疲労や事故のリスクを減らすことができます。非常事態に備え、できれば空のペットボトル(2L)を数本キープしておくといいかも。
背負える非常用水袋は超便利
災害支援に来てくれた上田市の給水車からは、6Lの水袋に入った水が提供されました。この水袋は、付属の紐を通すことでリュックサックのように背負うことができ、手ぶらで運ぶことが可能です。
私は使い方を知らなかったので手で持って帰り、自宅に到着して初めて使い方を知りました。このような便利なツールはネット通販でも入手可能で、非常時に大いに役立ちます。
台車やキャリーケース、背負える水袋など、普段から使えるツールを知っておくことは、いざという時に大きな差となります。災害は予告なく訪れます。今日からできる準備を始めてください。
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