【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】能登半島地震被災者共同支援センターへ行ってきた!仮設住宅に入ると「自立」とみなされて物資が届かないってホント?
先日、石川県羽咋(はくい)市にある能登半島地震被災者共同支援センターに行ってきました。そこで感じたこと、学んだことを皆さんにシェアしたいと思います。
被災者の奥ゆかしさと支援の現状
能登半島地震で被災された方々は非常に奥ゆかしく、物資が不足していることをなかなか口に出しません。センターのスタッフが質問して初めて「足りない…」と遠慮がちにおっしゃることが多いようです。だから、スタッフやボランティアが仮設住宅やみなし仮設に足を運び、必要なものがないかを聞いて回っています。
この現状を放置してはいけません。私自身も微々たるものですが、支援物資を届けに行ったのですが、ご覧いただいている皆さんも、能登の被災者に必要なものをお届けできるよう、どうかご協力ください。
仮設住宅に入ると「自立」とみなされる問題
仮設住宅に入居すると「自立」と見なされ、行政からの支援物資が届かなくなるという問題があります。そのため、被災者共同支援センターに届けられたお米、野菜、お水、日用品などを届けると、とても歓迎されるそうです。
支援センターの活動と全国からの支援
被災者共同支援センターは2月に設立されました。センターは、全国から寄せられた支援物資を被災者に届けたり、できる範囲でボランティア活動を行ったりしています。また、被災者の生の声や思いを国の政治や地方自治体に届ける努力もしています。
4月には、輪島市、珠洲市などにも頻繁に足を運べるよう、奥能登の玄関口・穴水町にもサテライトセンターを設置し、活動を始めています。
支援物資の配達以外に相談も実施
支援物資の配達以外にも、センターは、震災の補助支援に関する制度・情報の案内と相談対応も行っています。
能登半島地震被災者共同支援センターへの訪問を通じて、半年以上たっても被災者の方々がどれだけ困難な状況にあるかを改めて実感しました。皆さんの支援が、被災者の方々にとって大きな励ましとなります。
能登半島地震被災者共同支援センター
〒925-0026 石川県羽咋市石野町ト13-1
電話:0767-23-5107
FAX:0767-23-5108
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