夏暑すぎていつもの夫じゃなくなってますけど?
我が夫、外ではとても高評価だ。
「旦那さん、優しそうねー」
「旦那さん、怒らないでしょー」
「いい旦那さんでいいねー」
は?
完全に、は?
は?
は?
は?
知らんやん?
完全見た目やん?
しかも、結構な割合で言われるから、わたしなんかは裏をかいて
「あんた鬼嫁そうなのに、旦那さんは優しそうやねー」って言われてると思ってますけど。
じゃあ、そんなに言うならこのエピソード出してやろうか。
(お前も蝋人形にしてやろうか!の言い方)
今年、大きめのプールに行って、そこはスライダーがあるんだけど
120センチ以下は滑れないやつ。
去年も行ったけど、全然背が足りんくて滑れなかったから、何かにつけ
「これ食べたら120センチになれる」とか
「もう少しで120センチやね」とか
なんでキーワード120センチなんやろ?と思ったら、これに繋がっていた。
今年はイケるやろう!と軽い気持ちでスライダーの列にわたしと息子で並んでみた。10人くらい並んでて、すかさず計測兄さんがでっかい身長図る定規を持って「計測しますねー」って。
もちろん、120未満で「120センチないとダメなんですよー」と言われ
入口の身長計るところで足りないのわかってたけど念のため計ってみて
やっぱり足りてなくて、わかってて並んだんだけどね。あと2.3センチやしイケるかなーと思って。息子も足りてないの目で見てわかってたよ。でも、ワンチャンいけるかなと思って。あ、はい、わたしの責任です。全責任はわたしにあります。はい、出来心です。
息子もしょんぼり、わたしも「ダメだったね」としか言うことができなかった。
夫のところに戻って、事情を話すと
「あ、俺いってくるわ」と言うので
行ってくる?言ってくる?射ってくる?どれ?と思いながら
夫は息子を連れ、またスライダーの列へ。
しばらく待って帰ってくる息子を見て
あぁ、やっぱり滑れなかったんだな、とわかった。
私: やっぱりダメやった?
夫: あいつ、また計ってきたんよね
私: あと、少し足りんかったよね。ほんとあと少し。惜しかったよね。
夫: だけん、俺ジャンプしろって言ったんよ
私: え?誰に?小銭出せって?
夫: 息子に
私: どのタイミングで?なんの為に?
夫: 兄ちゃんが計りにきて、足りんのわかってるけんその場で
「ジャンプしろ」って言ったんよね
私: え、え、状況が見えん
夫: 120以上じゃないとダメって言うけん、ジャンプさせて、ほら120超えとるやんって言ったけどダメって言われた
私: 嘘やん。入口でやったんじゃなくて計測の兄さんの前でしたってこと?
夫: なんかあったら俺が責任取るって言ったんやけど
私: 待て待て待て。どういう種類の輩よ?規則やけんかわいそうやけど仕方ないやん。たまたま120センチやったんよ。110やったら超えてたやん。
夫: だけん、ジャンプしろって言った。俺が責任取るって言うのにまだあいつダメって言ってくるけんね
私: 責任取るって口では言ってもなんかあったら文句言う人おるやん?プールも責任があるけん、だけんダメって言ってるんよ。わかるやろ?
夫: マジあいつわからん奴やなと思って
やばっ。
この人、マジで言ってるわ。
なんで断られたか飲み込めてない、この人。
ジャンプしてOKならだいたいみんなイケるし、そしたら120のルールいらんし。
シンプルなことやん、なんでこの人わからんのかな。
こんな分からずややったっけ?
この後も、何回かこの話になって、毎回流れは同じで、
❝120❝と❝ジャンプ❝ばっかり言ってくるから
なんかこっちが頭おかしくなりそうで
わたしの方から、もうええわで終わらせてる。
この人、スイッチ入ったらこういうとこあるんだった。
同棲初日、引っ越しのトラックが入ってくるスペースにごみ処理トラックが入ってきたのを見て
「おんどりゃー!ここ引っ越しのトラック入ってくるからどかんかい!」的な正確にはなんて言ってたかもう忘れたけど、こんなニュアンスのこと言ってて、今日からこんな人と一緒に暮らすんですか?無理です。って思った記憶がある。
やけに、薬(ドラッグの方ね)や拳銃(何口径とか)に詳しくて
(これは海外ドラマの影響)榊マリコかあんたは、ってくらい本当は昔何やってたのか怪しんでいるわたし。
だからね、人は見た目では何もわからないってこと。
もちろん、見た目だけでわたしのこと鬼嫁とか言う奴は夜道気をつけろよってこと。
保育料が上がったこと、隠してたんじゃなくってたまたま言うタイミングがなくて言わなかっただけ。奥さん、隠そうとしてたんじゃないんですかね、とか夫に吹き込んだお前、特に気をつけろよ。
昨日は、ゴーカートに乗りたい!僕が運転したい!と言うので
チケット売り場へ。
「130センチ以下の方は運転できません」
また、身長問題。
でも、わたし夫よりは条件飲み込める方なので、息子には
「ここは運転できないから母ちゃんが運転するね」と告げると
息子もすんなり「うん」と言った。
そうなのだ。
息子は、スライダー滑れないからって全く駄々をこねたりしないのだ。文句も言わない。夫のみ暴れているのだ。
そして、この場に夫がいたら、またジャンプさせていたのかと思うと震えてきて、家族の平和の為に130センチのことは伏せておいた。
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