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聞き9を読んで | 30代デザイナーの読書感想文
育休に入ってから増えたことがあります。
それはシナぷしゅを見ること本を読むことです。
シナプしゅさんは全くの初めましてでした。
色々なクリエイターさんの様々な作品があって(見る視点が職業病)
誰が考えたんだろうと調べてみると総括プロデューサーは二児ママの方。
・・・実に興味深い!!!!!!
と、シナプしゅのことについては、またいつか機会があれば書こうと思います。
今日の書きたいことは、もう一つのことで本についてです。
今までは小説(どんでん返し系が大好き。活字に騙されるのが大好き。好きな小説は殊能将之のハサミ男)をよく読んでいたのですが、
最近はもっぱら自己啓発本。自己を啓発したい欲がすごい出てます。
先日、永松茂久さんの『人は聞き方が9割』を読みました。
今日はこの本についてお話ししようと思います。
この本は、話し方よりも「聞き方」が大切だということを教えてくれます。
そして、その聞き方次第で人間関係が大きく変わるのです。
「聞き方」を変えるだけで、世界が変わる?
この本の内容で特に印象に残ったのが「魔法の傾聴」。
これは、相手の話をただ聞くだけでなく、
共感しながら受け止めることで、相手が心を開きやすくなる聞き方です。
具体的には・・・
相手の表情に合わせて話を聞く(表情を先出しする)
頷く(強弱をつけるとよりいい)
相手を見て、相手の方を向いて話を聞く(へそを相手の方に向ける)
笑わせるより一緒に笑う(笑わせるよりも〜笑いたいんだマジで〜)
感銘と称賛(へーーー!すごーーい!を大袈裟にみたいな)
この「魔法の傾聴」を、
私は仕事と子育ての両方で実践しようと思いました。
☑️相手の話を最後まで遮らずに聞く
☑️うなずきや相槌で共感を示す
☑️「それでどうなったの?」と問いかける
☑️アドバイスや否定をせず、まずは受け止める
当たり前のことやーん!と言いたいところですが
全然できていなかったよアタイ・・・。
アドバイスより「聞くこと」が大事だった
私はこれまで後輩との会話で、この本の真逆のことをしていました。
後輩が相談に来ると、「こうした方がいいよ」「それは違うんじゃない?」とすぐにアドバイスや指摘をしてしまっていたんです。
この本を読んでハッとしました。
もしかすると、後輩は「正しい答え」が欲しいのではなく、「まずは話を聞いてほしい」と思っていたのではないか、と。
そう思うと、今までの自分の対応が恥ずかしくなりました。
自分が話すことばかり考えて、相手の言葉をしっかり受け止めていなかったな、と。これからは、アドバイスよりも「まず聞く」ことを意識し、後輩や仕事仲間が安心して話せる環境を作っていきたいと肝に銘じました。。。
子育てにも「魔法の傾聴」を
子育てでも、つい同じことをしてしまいそうだなと感じました。
例えばこの先の未来で、子どもが「今日、学校でこんなことがあったんだけどさ〜!」と話してくれても、「こうしたらいいんじゃない?」とアドバイスモードに入ってしまうことがあるかもしれない。
しかし、子どもが本当に求めているのは「解決策」ではなく、「ただ話を聞いてほしい」ということなんですよね。
「うん、そうだったんだね」「それでどうしたの?」と、子どもの話を最後まで聞くように意識しようと思いました。
「人生を作っているのは言葉である」
この本の後書きにあった「人生を作っているのは言葉である」
という言葉が、私にはとても響きました。
いい言葉といい出会いがいい人生を作る。
どんな言葉を使うか、どんな言葉を受け取るかで、人生は変わる。
だからこそ、相手の言葉を大切に聞くことが、
より良い人生を作る第一歩なのかもしれませんね。