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実用書「HSPにはこう見えている」感想

数年前から話題のHSP。
この気質の存在を知ったことで救われた人はとっても多いと思います(╹◡╹)

ちなみに私は根っからの逆HSP。
「繊細さん」ではなく、「鈍感さん」です。

人に寄り添う仕事をしているにも関わらず、
痛み・不安・恐怖などに鈍感(セミは怖い)な私は、繊細な人の悩みに対する共感が出来ないことが多々ありました。


それであれば学び続けるしかない!

新しめの本が出てたので今回はその感想と、私の自論の回になりますヾ(❛◡❛)ノ

☆そもそもHSPって?

HSPは『ハイパーセンシティブパーソン』の略語です。
感受性がすごい高い人、ってことですね!

ポジティブなことも、ネガティブなことも敏感に捉えることが出来る特殊能力の持ち主。

提唱されたのは1996年。
アメリカの臨床心理学者、エレイン・N・アーロン博士が

「国籍・人種・性別関係なく、生まれつき感覚処理感受性が高い人(HSP)は20%の割合で存在する」

と発表しました。

良いことも悪いことも敏感に受け取ることが出来るのですが、
人というのは悪いこと(ネガティブなこと)に引っ張られてしまう生き物です。

色々な不安や刺激などを過剰に受け取ってしまい、
「生きづらさ」を感じてしまう人も多いみたいですね。

☆鈍感な私の自論

アーロンさんが提唱してくれたように
『生まれつきの気質』
というのがHSPです。

家庭環境や様々な経験・学習で形成されていく性格とは違います。

でもその性格で例えると、
考え方としては『血液型性格診断』と同じかもしれません。

信じる信じないはさておき、
A型は几帳面
B型はわがまま
O型はおおらか
AB型はこだわりが強い
なんて言われますよね。

私は友人に「B型だよ」というと、
「やっぱり笑」と返ってくることが多いです。
なんでや!!

わがままでごめんね!
とも思うけど、
「まあ、B型だしな」
で済ませてしまう。
この都合の良さもB型なのかな?(^_^;)

でも『生まれつき』って実際にそういうことで、
この気質は一生治せずに付き合っていく人生なのであれば、
「まあ、HSPだしな」
で済ませてしまう人生もアリだと私は思います。

鈍感さんな意見でごめんね🙏

そんなわけで本の感想です!

☆HSPにはこう見えている(感想)


HSPは特性上、内向的な人に多いイメージだが、
この本では『かくれHSP』として外交的な人にも焦点を当てています。

内向的・外交的
内気・陽気
暗い・明るい

などの性格を作るのは後天的なものに対して、
HSPは先天的なものです。

HSPは内向的になりやすい傾向ではあるけれど、
「明るくて陽気で社交的だからHSPではない」は間違っているわけですね。

↑ かくれHSP診断の簡単なテストみたいです。
やってみてね♪
(私は8点でした)

▶︎職場編

人と働く上で最強の特殊能力。
それがHSPです。

HSPではない人たちは、
今の時代は『共感と傾聴』が大事だ!!
なんて言われて、それを頑張って意識しながらコミュニケーションを取ろうとしてます。

それでも、
「なかなか上手くいかないなぁ…」
なんて思うわけです。

その一方、
『共感と傾聴』なんて無意識に出来ちゃうけど?
というのがHSP。強すぎる。

でも、だからこそ、
まわりに頼られがちになっちゃうんだとか。
なぜなら気が利いちゃうから。

そしてそれを断れないみたいなんです。
「みんなも忙しいから…」って共感出来ちゃうから。

HSPの人は、

役に立ちたい
嫌われたくない
何事も深く考えてしまう
周囲の進捗など気がつく

などなど……
そんな優しい気質。
そりゃ疲れやすいですよね。

HSPじゃない人は、
あまり頼ったり甘えたりしないように気をつけないとですね(°_°)

▶︎対人関係編

HSPだって、人に会うのは好きだ。
みんなと遊ぶのも好きだし、少人数で真面目な話をしながら飲むのも好きだ。

でも、どうしても疲れちゃう。
そしてそれに良心を痛めて
「なんで自分ってこうなんだろう…」
と悩んじゃうまでがセットらしいです。

好きなのに、疲れちゃう。
つらいよね(´・_・`)

しかも共感力が高くて聞き上手の人が多い!
HSPの人は愚痴聞き役・相談相手としてお呼ばれされやすいみたいです。

それを断れないから色んな人の愚痴を聞いて、
ネガティブな感情に共感しちゃって、
どんどん疲れちゃって、
の繰り返し。

やっぱりHSPじゃない人はHSPの人に甘えちゃダメだ!!

☆まとめ

この本はHSPじゃない人にこそ読んでほしい本だった。

HSPだから疲れやすいんじゃない。
HSPの人は、ただ共感力が高くて、ただ優しいだけ。

周囲の人がその共感力や優しさに甘えてしまうから、
職場にしろ、友人関係にしろ、恋人関係にしろ、疲れや罪悪感が生じてしまうのだ。

私たちはもう少しHSPを理解しようとした方がいいのかもしれない。

HSPは生まれつきの気質であり、
5人に1人の割合で存在している。

周囲の人に絶対いるはずです。
人知れず困っていたり、つらい思いをしている人が。

お互いがお互いのことを知って、
より思いやれる社会になっていけるといいな。

私も気をつけます!
甘えないように頑張ります!!

よろしくお願いいたします!!



おしまい

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