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「個別最適化」は誰もが生きやすい世の中を作ることと地続きなのではないだろうか。

10/15(金)に【co-ed Cafe(コエド カフェ) vol.17】を開催しました!

 17回目のテーマは学校現場の先生には耳慣れた「個別最適化」でした。小中学校の先生、一般企業の方、パパ、ママの総勢10名の皆さんで意見交換しました。職場の同僚の先生を連れてきていただいた方もおり、毎回少しずつではありますがコエドファミリーの輪が広がっていることをうれしく思います。

▼「個別最適化」とは

 当日の様子をお伝えする前に「『個別最適化』された学び」とは、何を指すのでしょうか。2020年10月9日の日本教育新聞には以下のように掲載れています。

 文部科学省が目指すべき次世代の学校・教育現場として掲げた教育のスタイルを指します。
 一人ひとりの理解状況や能力・適正に合わせた「個別最適化」された学びを行うことで、発達障害を持つ子どもや日本語指導が必要な子ども、特異な才能を持つ子どもなど多様な子どもたちが誰一人取り残されることがないようにするのが目的です。

▼学校現場では、今

 上記の前提を受けて、コエドカフェの前半では全体の場で小学校の先生の「個別最適化実践トーク」をしていただいたのですが、小学校の先生からこんな話をいただきました。

 私は1年生の担任をしていますが、授業中のノートは基本的に自由です。黒板に書かれていることだけを写すのではないこと、またノートのマス目がある、なしから子どもたちに選ばせています。

 まさに「個別最適化」を狙った実践です。

 その方が大切にしておられることが「『学びは自由だ』という感覚を培わせること」出そうです。確かに、この感覚を1年生でもつことができれば、年齢が上がれば上がるほどより主体的に学ぶ子どもたちが増えていくのだろうと思いました。それと同時に「1年生でも学ぶ力を持っている」ということにも気づかされました。

▼できることにもっと目を向けて

 また、後半のグループワーク後のデスカションの中で印象的な言葉を1年生の子をもつパパからいただきました。

「できないことに目が向きがちだけど、できないことって将来あまり重要ではないよね」

 平均的にできる子を育てることを盲目的に目指してしまっている保護者に対する重要な提言であるように感じました。
 我が子に多くを期待しすぎると子どもも親も互いにつらく、しんどい思いをしてしまうのではないでしょうか。そうであるならばできないことをできるようにして全てを平均的にこなすことよりも、できることに今よりもっとベクトルを向けて伸ばしていくことが将来その子が幸せに、より豊かに生きる拠り所になり得るのだと思います。

 現在、約19万人の子どもたちが不登校になっているそうです。今回のテーマであった「個別最適化」な学びが子どもたちに保障されれば、学校が窮屈な場ではなく、自分を存分に表現できる場になり、ゆくゆくは誰もが生きやすい世の中につながっていくのだろうと思います。

 最後になりましたが、参加していただいた皆様、夜遅くまでありがとうございました!!


※月に2回、小中学校の先生方、一般企業にお勤めの方、子をもつパパ、ママで「教育」に関係することを様々な切り口で意見交換する【co-ed Cafe(コエド カフェ)】を運営しています。ぜひ、一緒に意見交換して明日からの学校現場やご家庭に還元してみませんか?


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⭐️次回の【 co-ed Cafe(コエド カフェ) vol.18】のご案内https://weclip.jp/event/event-018/


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