Tシャツを着て美術館へ行こう
僕は美術館へ行くのが大好きだ。常設展はもとより、絵画・動画・インスタレーションと表現媒体を問わないアートが集い、学芸員をはじめとした美術関係者の情熱を感じられる特設展を見るのが特に好きである。世界中の名だたるミュージアムから名品が一同に会し、趣向を凝らした展示方法で見る者を異世界へと誘う特設展。この「夢の空間」に1,600円で足を踏み入れられるのだから、千葉の「夢の国」なんかと比べたら、僕は破格に安いもんだと思う。
「美術」と聞くと、身構える人は多い。特に僕と同年代の若者た