ウロチャン

三十路会社員。好きな場所について書きたくなることが多いです。 多い時では、年間50展ほどの展覧会を訪れています。 一番好きな画家は、オディロン・ルドン。 きれいな言葉を使うのが苦手です。

ウロチャン

三十路会社員。好きな場所について書きたくなることが多いです。 多い時では、年間50展ほどの展覧会を訪れています。 一番好きな画家は、オディロン・ルドン。 きれいな言葉を使うのが苦手です。

最近の記事

マジただ日記 9月29日

上野でウェディングドレス姿の美女を見た方、いますか?それ私の妻です。その美女の横にいた髭デブが私です。 ウェディングフォトを撮った日。前日からAbibのパック(ビタミンCのグミマスクのやつ、これめっちゃ良い)をして、BBクリームとコンシーラーのシミュレーションをして、くせ毛を引き伸ばして乾かし、万全の状態で寝る。ほとんど眠れず白目を剥いて横になったのみ。 昨日の自分が頑張ったおかげで、今日の朝はメイクも髪のセットもうまくいき、家畜から「綺麗めなデブ」に変身。 上野に着いた

    • マジにただの日記 9月25日

      起床。そもそも寝ていたのかどうかも自信がない。白目を剥いたまま数時間横たわっていただけの可能性さえある。 昨日は大大大好きなYouTuberの活動終了で大ショックを受けた。そして仕事のミスを見なかったことにしてPCをそっ閉じした。寝てる間、頭の中に、ミスった文字を見つけたときのPC画面が焼き付いていた。ミスった文字だけがその画面から浮き出て、ミスった文字の尖った部分が自分の眼を突いてこようとする。そんな夢だか現実だかを見ながら、白目を剥いて横たわっていた。肌寒い朝が来た。

      • マジにただの日記 9月24日

        三連休明けでテンションが上がる訳がないので、「一日の最後に65点くらいだな、と思える日を目指そう」というモチベーションで今日を開始した。 今日も、「こんなつまらない仕事が世の中に存在するのか」と思いながら最低限やるべきことをこなした。昔進路に悩んでいるときに、よく「やりたいことを仕事でやれている人なんて一握り」と言われたが、こんなにも自分の仕事にやりがいも、誇りも、希望も持てない奴も一握りかもしれない、と思った。同じ一握りでも、私の仕事はブルシットすぎる一握り。天の方じゃな

        • 孤独の美術 ① 2023/1/2 『ヴァロットンー黒と白』 三菱一号館美術館

          三菱一号館美術館の周辺に植えられた木々は、一年中クリスマスのようなイルミネーションを纏っている。そのおかげで、年末年始を孤独に過ごす私の心も少しばかり色づく。 「今年の年末は一緒に東京で年越そうね。」と約束をしていた同居人が、あっさりと自分だけ帰省し(やがっ)た。理由は「実家で飼い始めた柴犬に会いたい」かららしい。うん、柴犬を出されたらしょうがない。いくら同棲をしている程度には相手の信頼を得ている私でも、犬には勝ちようがない。ん?というか、犬はもとより、自分との予定が、同居人

          恋する美術史入門

          今でこそろくでなしだが、僕は中学生の頃、それなりに勉強を頑張っていた。 もともとは勉強するつもりなんぞ毛頭なく、スポーツ推薦で高校・大学といければいいなぁなどと呑気に考えていた。しかし部活で思うように芽が出ず、子どもながらに、「僕に運動は無理だ。勉強しないと、どこの高校へも行けないぞ」と観念し、少しだけ学習に身を入れた。 中学校での成績は高校入試にも関係したため、定期テストでは、いわゆる副教科と呼ばれる科目でも手を抜かなかった。 なかでも美術のテスト対策は、ビジュアルに富ん

          恋する美術史入門

          Tシャツを着て美術館へ行こう

          僕は美術館へ行くのが大好きだ。常設展はもとより、絵画・動画・インスタレーションと表現媒体を問わないアートが集い、学芸員をはじめとした美術関係者の情熱を感じられる特設展を見るのが特に好きである。世界中の名だたるミュージアムから名品が一同に会し、趣向を凝らした展示方法で見る者を異世界へと誘う特設展。この「夢の空間」に1,600円で足を踏み入れられるのだから、千葉の「夢の国」なんかと比べたら、僕は破格に安いもんだと思う。 「美術」と聞くと、身構える人は多い。特に僕と同年代の若者た

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