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みんな 川が好きだから…鮎漁師の呟き

朝目覚めれて 川沿いを歩いた
鴨が遊ぶ川

牛若丸と弁慶が…

タクシーに乗らず歩いて景色を
愉しみたくて
リハビリ リハビリ

残念ながら 鮎漁師は この川では
癒されず
新幹線に飛び乗った 汗ダラダラで
一秒でも早く….


暑いくらい 汗ダラダラ

やっぱり この川が好きである。
旅の疲れを癒すにも
昼前には いつもの漁場に居た
装備は 冬装備 暑くて暑くて

昨夜降った雨
ほんの少し鮎が落ちる….



ひと夜開け 川は静かに
打てども 打てども 鮎は居ない

“鮎 獲れてます?”
いつもの ように 声がかかる…

“あれ SUPねーさん”
久々に 見かけた ねーさんは
ウエットスーツのフル装備
先日までの 私を観ている様だ。

“水冷たいよ”
“貴方みたいに 泳がないから”
“…..”

“潜ったら 死ぬかと思った”と
呟く鮎漁師

“投げ綱をしているから
あの鮎漁師に 声をかけてから
入った方が良いよ”と 呟く

SUPねーさんは 素直に 語りに行く

静かな川 鮎漁師は 鮎が落ちるのを
静かに 静かに 木の様に待っている

“みんな 川がすきだから”

それは 誰もが変わらない
太古から ずっと

“大丈夫だよと”鮎漁師は 譲ってくれた。

SUPねーさんは 落鮎の群れの中

川を遡って行った。

平安な暮らしをする縄文人
鮎漁師 浮世雲

川のある景色 
生きた水に呼ばれて

旅は 繋がっている

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