“よかったね” 器と語る あさぼらけの徒然
器は呟く
“危ないところでした。”
ほんとほんと 危なかった
怪我無くて 良かった
安堵の表情で なんとも言えない
景色になっている
え?
割れた かけた陶磁器を片付けていて
目を疑った
まさか? え?
その中に 一つ….
え?
安価な陶磁器が出回る昨今 普段の器蔵に
入れてはいたけど….
遥々 フランスから やって来て
私の倍の時を過ごし 世の中を観てられる器
色んな場面で 一杯を…
悪かったねー
“いえいえ 助かりました”
器を温め 並々とドッピオを
ほんのり 甘い香りと 甘い味がした
我が部屋に 置いとこう
ここなら 誰も触らないから
その場 その景色
そこにあった器で 愉しもう
その 空気感を.....
ミニマリストになれない
断捨離アン
浮世雲