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珈琲徒然 雨の朝に 想う

キリマン ブラジル モカ サントス?
ネル? ペーパー?
って お客さんに尋ねながら
フジローヤルのミルのスイッチを 2回に分けて入れる。
まるで エンジンがかかったかのような
この瞬間が 堪らなく好きだ
唸りも落ち着き
定回転になった時 シャッターを開ける
豆が 歯にあたる瞬間の音色に痺れる

“幼稚園児”

挽き終えた ポットから 袋にいれる時の
薫りに 至福を覚える
“幼稚園児”
決してポットは叩かない 縁についたカスが
入るから....

ある日 店主の代わりに店に立つようになった
“幼稚園児”

いつしか あちこち旅をして

珈琲を愉しむ そんな旅を

今 こんな厳つい顔に

スペシャルチケットを手にした今

ゆっくり ゆったりと
ハンドミルの手答えを感じながら
そんな事を思い出し

徒然に 書き綴っていきたいと
珈琲片手に 読み流していただければ

三つ子の魂 百迄かな

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