感想「私本太平記」(吉川英治)5巻世の辻の帖
足利尊氏が主人公の歴史小説、第5巻です。
……楠木正成、一推し!
戦に出るまではめっちゃくちゃ腰が重くて。
マジ人が死ぬの嫌なんだな、とひしひし感じるおっとりおじさんですが。
出陣したら勝つまでやめない、理性あるバーサーカーでした。
怒ったらすべて灰にする系おっとりじゃないんですよ。
怒ってなくても、戦となればすべて灰にする系おっとりですよ。
最初に焼いたのが自宅ですよ、妻子大好きなのに!
今巻で天王寺が戦場に。
東国の騎兵たちの渡河は「血を見ぬうちは、うごく絵巻のように美し」
血を見ぬうちは(強調)!
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