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感想「チベット幻想奇譚」(星和泉 三浦順子 海老原志穂)

 初チベット文学です。
ほぼ現代が舞台の翻訳ファンタジー小説アンソロジーなのに、フィクションオーラが薄い……?
キョトンと読了しましたがあとがきで納得。
チベットの方にとって、鬼や生け贄や真言等は隣にある存在なんですね。
銃を担いで戦う男に、累々と続く血の因果。これはリアルな現代劇。
都会から投棄されたごみを拾って生活する男が、捨て子を拾って都会に行く。こちらもリアルな現代劇。
マニ車と中国共産党が同じ空間にある――。
現代の生活を描いたファンタジー小説集!

異国情緒を極めた夢幻の世界でした……。

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