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身体図式について

はじめに

第一回目のアウトプットさせていただく、内容です。タイトルにあるとおり「身体図式について」です。
身体図式という言葉は、よく聞かれると思いますが、実際何なのか??少しでも、これを読んでいただいて、理解した上で、使っていただけたらと思います。
※あくまでも個人の意見や考えも含めるので、ご了承下さい。

身体図式とは

身体図式はもともと神経学において生まれた概念です。自己
の身体はどのような姿勢なのか、どのような運動を行ったのか、意識下で姿勢調整している主体です。

僕の身体図式のイメージですが、私達は家のドアを開けるときにどれくらい開けることで、自分の体が入るのか考えながら行っていますか?僕は少なくとも考えて行ったことはないです。ということは身体と物体(環境)と意識下の中で統合していくことだと考えています。

ということは、狭い環境だったり、突起物があった時に、自分の身体をその環境に合わせていく必要があります。なので視覚情報をもとに身体がどうなっているのかを統合していく必要があります。

感覚が大事です!!

私たちは、触圧覚、温痛覚などの脊髄レベルで上行していき、頭頂葉の体性感覚野で処理され、知覚していきます。どのように処理されているかというと、3a、b体性感覚野で処理され、1、2野で感覚を統合し、5、7野で能動的な動きを組み合わせていき、39、40野で体性感覚野以外での異なる感覚を統合していきます。

5、7野は上頭頂小葉と身体図式は関わっていると考えられています。
また、39、40野の下頭頂小葉では視覚情報処理と体性感覚情報の両方に反応するニューロンが分布されていると考えられています。

治療介入について

身体図式と感覚は重要であることが、理解されたと思います。あとは、上頭頂小葉の可塑性のトレーニングを行うことが重要になってきます。
①両手動作
②関節運動の組み合わせ

①、②を組み合わせながら、練習をすることが大事になってきます。
さらに下頭頂小葉は、空間認知と能動的注意に関与すると言われています、下頭頂小葉は視覚情報がない状態で練習と、視覚情報がある状態で練習するのとでは視覚情報がある状態で練習した方が優位に反応が見られたという報告があります。
ということは、視覚内で両手動作または複合的な関節運動を行うことが重要であると考えられます。
これは、論文にもなく、推測になりますが、身体図式に重要なのは視覚情報、能動的関節運動、両手動作が重要であると考えます。

以上になります。

今回、評価や頭頂葉では半側空間無視についてなど気になる方もいるかもしれません。自分のスキルアップや他の方と共有していきたいので、皆様にはどんどん質問やご指摘等々いただけたらうれしいです。

今後ともよろしくお願いいたします。


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