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【UW映画感想】#13『首』【押川賢吾】

戦国版アウトレイジを見に行ったら戦国版おっさんずLOVEだった。
かっこいい漢を見に行ったら、かっこ悪いおっさんばっかりだった。
って感じでした。

多分意図してやってるんだろうけど、それぞれが大河の主役を張れるレベルのかっこいい逸話が残る戦国武将達がまぁダサい。
主役級の日本を代表する大物俳優達がまぁかっこよくない。
ヒョロヒョロの本多忠勝が出てる戦国物なんてこの映画くらいじゃないですか?
殺陣もダセェし。

でもまぁマジで意図してやってるんだと思う。
過去の戦国を扱った作品達や、自身がBIG3の一角でもある芸能界へのアンチテーゼでもあるんでしょうね。

近年は特にジャニーズとか宝塚とか歌舞伎とかね。
今まではアンタッチャブルで神格化された所にメス入ったじゃん?

とにかく近年明るみに出た膿みてぇなものがこの映画には詰まってます。
とりあえず戦国時代から学ぶ事は無い!
だって裏切って人殺して土地奪ってるだけじゃん、あいつら。って感じの描き方なんですよね。

だからそういうメッセージ性が好きな人は好きなんじゃないですか?

アンチテーゼを感じるだけで、学びが無いから、この映画に感想0の人、多いと思います。

僕はかっこいい漢を見に行ったんですよ。
結局龍馬伝とかバガボンドとかが好きなんですよ。
無宗教のこの国で忠臣蔵から忠義、仁義、武士道を学んだ僕としてはね。

そういうの観に行ったんじゃないけど言いたい事は分かるよー、って感じでした。

僕からは以上。

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