枯れた純情【詩】
甘えた表情
甘えた仕草
甘えた声であなたは試す
どこまで許すのか、私を試す
あなたの癒しになりたくて
愛されてるから応えたくて
私は受け入れた
あなたは言葉を
私は行動を
あなたの言葉を信じて
未来を願って
あなたへの信用が底をついても
あなたを信じて信頼を生み出した
だけど、もう湧かない
心も体も傷つき過ぎた
あなたがくれた宝物はどれも贋作
愛で隠れていた不信感が姿を見せた
私に甘えるあなたの表情はどこか子どもで、
私に触れるあなたの目は好奇心を映してた
私が嫌がることを媚びた瞳で試しては
私の愛を試す
僕のためにどこまでできる?
甘い言葉で惑わせて
私の心を奪ってゆく、贋作と引き換えに奪ってゆく
あなたに応えた私の心は満たされない
贋作じゃ潤わない
与えても満たされないあなたの孤独
与える度に枯れてゆく私の心
枯れた心はひび割れて
もう宝物でも戻らない