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【5分で読める】『こども孫子の兵法 』孫子はこれ1冊で十分

『戦わずして勝つ』で有名な本です。

こども孫子の兵法とは、こどもにでもわかりやすいように孫子の兵法を理解しようというための本みたいです。

実際、読みましたが小学6年生でギリギリ理解できるのか怪しいです。

とはいえ、大人向けの本をこどもにわかりやすく説明しようとしている本なので、「孫子を読んで挫折した人」や「孫子ってなに?」にとって良い本と思いました。

見どころを抜粋して解説していきます。

1.勝つ方法

孫子って、誰?じゃなくて何?なんです。

孫子とは、孫武と言う人が書いた戦に勝つための知見やノウハウを集めた書物のことで現代で言うところの処世術に近いものがあります。

なぜ、この歴史の書物が現代でも読み継がれているのかというと、そこには戦だけではなく、時代を生き抜くためのヒントや考え方が詰まっているからです。

本題に入ります。

『戦わずして勝つ』上兵は謀を伐つ。

孫子は戦って勝つのはすごいことだけど、楽に勝てるほうがずっといいよねと言っています。

楽に勝てるようになるためには、相手の考えを見抜き裏をかくことで先にそれをできないようにしてしまえばいいということ。

そのために有利な状況を作ってしまって相手のやる気をなくすこと(戦意喪失)ができれば勝ったも同然のようです。

仕事で言うと、自分のできることと他の人ができることを明確化して、分配できれば早く目標に到達することができますよね。

しかしながら、当事者自身が深く知っていないとアウトソーシングできなかったり、セキュリティ上できなかったりと制約はありますが、その中でも自分が楽できる方法をうまく探して結果的に報酬だけいただくみたいな形ができればうらやましいですね。

2.夢をかなえるための方法

『もっと自分を成長させる。』 これを亡地に投じて然る後に存し、これを死地に陥れて然る後に生く。

孫子はあえて自分を追い込むことで自分でも予想できない力が発揮できると言っています。

兵士の力を最大限に引き出すためには、あえて危険な状態に追い込むことが戦において重要。

プレッシャーの中でこそ人は自分で考えて行動し、成長を促すことができると常々何かの本でも書いてますね。

仕事で言うと、居心地の良い環境で平均的な仕事量をこなすだけではずっとチャレンジしないままですよね。未知に飛び込んだときのほうが楽しかったり、知らないことを学んでアウトプットできてる時のほうが仕事してる感があって窮屈ながらも嬉しかったりします。

でも実はチャレンジできない環境だったり、なかなか学ばせてもらえなかったりと色々ハードルはありますよね。きっと読者の人もそう。。。

実は私は上司に相談してみたら意外に聞き入れてもらえて、自分が好きな分野の仕事や担当を任せてもらえたりと経験があります。

行動を起こすことで追い込まれてタスクが重なるけど、好きだから苦じゃなくてむしろ早く進めたいみたいな状況が生まれることが仕事の本質なのだと最近は思いますね。

3.困難に立ち向かうための方法

『もう頑張れないとき。。』 少なければ則ち能くこれを逃れ、若かざれば則ち能くこれを避く。

孫子はときには逃げることも意味があると言っています。

戦では勝つことも重要だけれども、自分の状態を危険にしないことのほうが大事。

明らかに敵が大きすぎる、負けるとわかったときには戦う意味なんてないですよね。

先ほど、ある程度プレッシャーを自分にかけないと成長しないと言いましたが、かけすぎて自分を追い詰めてしまうこともよくないです。

もう無理だと感じたら素早く諦めて、また次の準備をしたほうが自分にとってはプラスです。

仕事で言うと、議事録を書いて発信する、打ち合わせに出る、開発をするといったように1日の中でタスクが積まれていくと本来やりたいことができない状況が1週間で多々あります。

本当にその日中に仕上げないといけないのか、明日に回せないのか、アウトソーシングできないのかを考えてそれでも無理なら、もう逃げる。

孫子の教え。

それではまた。

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