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【創作大賞2024エッセイ部門】 心理カウンセラーのまなざし|よいカウンセラーのみわけ方 はじまり

※トップ画像は、愛するスピッツへのオマージュです。


『よいカウンセラーのみわけ方』と題して、どのような心理カウンセラーが良い心理カウンセラーといえるのか、また、どのような条件を満足していると良いカウンセラーの裏付けとなるのか、それらの条件について、現役の心理カウンセラーであるわたしが、お話ししていきます。


「心の健康は、身体の健康、QOLの向上、人生100年時代を全うするための生き甲斐へと繋がる不可欠なもの」

そのような考えが広まるに連れて、心理カウンセリングを受けてみたいと思う方も増えています。わたしの周りでも、心理カウンセラーに対する期待が年々高まっていることを、肌で感じることができます。その一方で、これまで心理カウンセリングとは無縁に生きて来られた方にとっては、まだまだ、心理カウンセリングの敷居は高いもののようです。みなさんのなかにも、きっと、


「心理カウンセラーは、何をしているのか」

「心理カウンセリングの種類によって、何が違うのか」

「心のなかを覗かれたり、考えを読まれたりするんじゃないか」


そんな疑問をお持ちの方がいるかもしれません。もし、みなさんが、心理カウンセラーや心理カウンセリングに対して何らかのネガティブな印象をお持ちなら、それは、一部のマスメディアやインフルエンサーなどによって、間違った情報や誇大的な印象を与えられた結果かもしれません。しかし、その一方で、心ない一部の心理カウンセラーや未熟な心理カウンセラーなどによって、傷つけられた経験をお持ちの方がいることも、否定できません。わたし自身にしても、そのような経験が全くないかと聞かれれば、「ない」と言い切ることはできません。

できれば、そんな誤解を解きほどき、心理カウンセラーをすこしでも身近な存在として捉えていただけるように、また、みなさんが心理カウンセリングを必要とされるとき、みなさんの悩みや心に合った心ある心理カウンセラーを見分ける智慧を、お届けできたらとおもいます。今回は、そのさわり、導入部分です。


さて、すこし、雑談からはじめます。
今は情報化社会ですので、Googleで調べれば、関連する情報は、その評価も含めてすぐに集まります。総務省によると、全世界で、ひと月のうちに通信されるインターネット上のデータ総量は、319EB(1EB=1,000,000,000,000,000,000バイト = 1,000⁶ = 10¹⁸ = 百京バイト)とのこと。つまり、毎日、およそ10.6EB(10,000,000,000,000,000,000 = 千京バイト)を超えるデータ量がインターネットの中を飛び交っていることになります。もう、何が何だか、良く分からない量です。一方、財務省によると、2022年の国家予算はおよそ110兆円ですから、その約1万倍です。それだけの量の1円玉が、毎日、やり取りされていることになります。わたしには、スケールが大き過ぎてとても想像できません。ですので、直感的にイメージできるように、試しに計算してみました。たとえば、地上から、それだけの額の1円玉を積み上げていくとどうなるのか。何処まで行けるのか。


おおよそ、240億kmになりました。


ん? それって、何処まで行くのでしょう?


土星を越えて、天王星の手前まで、です。


自分で計算しておいて、これには、わたしも、驚きました。だって、積み上げるのは1円玉なのですから。電子マネーが登場する前には、右ポケットのなかでジャラジャラしていた、あの1円玉です。それを積み上げると、「空をこえて ラララ 星のかなた🎵」です。手塚治虫原作の名作アニメの歌も、びっくりです。インターネットの情報というのはその様なものですから、嘘も真も交え、玉石混交、様々な情報が存在しており、果たしてその情報の真偽はどうなのか確かめようがありません。まして、すべてを把握することは出来ません。だって、毎日、106,000,000,000,000,000,000バイトですから。瞬く星なら気持ち良いでしょうが、これがデジタル・データとなれば、目がチカチカするどころではありません。良くて眩暈、下手したら失神してしまいます。


ですので、私たちがインターネットの情報を利用するときは、その情報が信頼されて初めて、有用なものとなります。少なくとも、わたしには、20年程、心理カウンセリング行ってきました。これは紛れもない事実です。上手い下手は別にして、わたしなりに、少しでも、勇気を出して相談に来られた方の役に立つように、利益となるように、また、一助となるように、懸命に自己研鑽して来ました。そのようななか、わたしのこころに真として生まれ、残ったもの、それが幾つかあります。その生まれ残ったものをみなさんに伝えていくことは、いつか心理カウンセリングを必要とされるどなたかの役に立つのではないか、そんな風におもい、この記事を書くことにしました。


みなさんが目にするこの文字も、デジタル・データにすぎないという矛盾を孕んでいますが、この文字を打っているわたしは、デジタル・データではない、熱い血の通った生身の人間です。「どなたかのこころを支える少しになれたら」と願う、ひとりの人間です。そのわたしが、心理カウンセラーとして、心と身体、そして命を使ってきた経験から得た智慧を、お届けします。次回から、その内容に触れていきますので、ご興味ある方は、すこしだけ、お待ちください。


みなさんの大切な『命という名の時間』を使って、さいごまでお読みいただきありがとうございます。

みなさんのこころを支えるすこし、になれれば幸いです。


✎_心理カウンセラーU


『みわけ方』シリーズ⬇︎
(こちらは、企業秘密がもり込まれていますので、有料記事になります。)

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