二十歳の詩から|ハンモックとそよかぜと、恋。
キミは ハンモックの上に 寝そべって
ボクは そよかぜになって それを揺らす
たった一度きりでも
キミは 忘れてしまうかな
キミは 忘れてしまうだろう
いくつもの 夢を見つづける キミと
いくつかの 夢しか持たない ボクと
ふたつの偶然が出逢ったら
すこしは 永く 覚えているかな
すこしは 永く 覚えているだろう
きっと そうだろう
見つめあうことさえもままならない
ふたりだというのに
ボクは そよかぜだから
キミのこころを すこし 揺らす
キミは ハンモックの上から
ボクのこころを すこし 揺らす
たった一度きりの恋だけど
ボクは そよかぜだから
きょうも キミのこころを 揺らしてる
揺らしてる