絵本が未来をつくる:子どもたちに届ける“知る”ことの可能性
みなさんこんにちは、
グラフィックデザイナーのウエマツです。
今回は、私が進めている絵本のプロジェクトの一番根幹の部分、『絵本』というコンテンツへの想いについて書いてみたいと思います。
私たちが何気なく手に取る1冊の絵本。
親子でページをめくりながら過ごす時間や、子どもたちが夢中で読み込む物語には、実は想像以上の力が隠されています。
絵本は、新しい世界を見せてくれる「窓」であり、子どもたちの心に種をまく「土壌」でもあります。
そこには、言葉の意味や価値観、感情、そして未来を形作るきっかけが詰まっていると考えています。
では、
私たち自身の未来はどうだったでしょうか。
みなさんは「自分がなぜ今の職業を選んだのか」立ち止まって考えたことがありますか?
その選択肢にどれだけの幅がありましたか?
もしかすると、「これしかない」と思いその道を歩んできた方もいれば、さまざまな選択肢から「これだ」と決めた方もいるでしょう。
その選択肢がどれだけ広く、豊かだったかは、幼い頃にどれだけ多くの世界を「知る」機会があったかに関係しているのではないでしょうか。
そんな「知る」きっかけこそ、絵本が持つ大きな可能性のひとつだと私は信じています。
「知る」ということは、ただ情報を得るだけではありません。
それは、新しい世界を発見し、自分の未来の可能性に気づくための第一歩です。
子どもたちにとって、職業を「知る」ことは、自分の中に新しい選択肢を生み出すことでもあります。
知らなければ選べない。
選べなければ、自分の可能性を広げることも、夢を描くことも難しくなるでしょう。
逆に言えば、子どもたちがさまざまな仕事を「知る」ことで、自分自身の未来を形作るための第一歩を踏み出せると考えます。
そしてその第一歩を後押しするために、私たちの絵本プロジェクトは動いています。
絵本は、子どもたちの好奇心を刺激し、彼らの目の前に新しい世界を広げてくれます。
楽しい物語や美しいイラストは、子どもたちにとって学びを感じさせない自然な形で、多くの職業やその背後にある物語を伝えることができます。
この絵本を通じて、子どもたちが「知る」機会を得るだけでなく、それをきっかけに「興味」を持ち、さらには「挑戦」へとつながる道筋をつくることができたら。それは子どもたち自身の成長だけでなく、未来の社会全体を豊かにすることにつながると信じています。
私たちは、再現性のある価値を提供することを軸に、このプロジェクトを通じて子どもたちに「知る」楽しさと未来を描く力を届けたいと考えています。
そして、この活動が社会全体の可能性を広げる一助となることを目指しています。
これまで私たちは、4,000冊以上の絵本を国内外の幼稚園や保育園に寄贈してきました。
その一冊一冊には、職業や社会を「知る」きっかけが詰まっており、未来への扉を開く力が込められています。
これからも、たくさんの笑顔と可能性に満ちた未来を描き続けます。
そして、
共に未来を創るパートナーとして、皆さまと一緒に新たな物語を紡いでいけたら幸いです。
もしお時間のある方は過去の記事にも目を通していただけるととても嬉しいです。
というわけで今回はこれくらいで!
以上、ウエマツでした〜