上だけ向いて歩いて行こう

真面目で人当たり良く見えるようにがんばっているけど、どうも他人からはそう見えていないかもしれない日々を送っている40代。リアクション・コメント等嬉しいです。

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最近の記事

事故った後のメンタル復活

10月の初めに自家用車で自損事故を起こしました。 場所は家の前。 帰宅して、いつもの場所に停めようとしてギアを入れ間違い壁に激突。運転席も助手席もエアバッグが出てきてしまったくらいの衝撃でした。 不幸中の幸いで同乗者もおらず、家の周りを歩いている人もおらず、自分以外の誰も巻き込まずにすみましたが、車は再起不能。その後はしばらく、またミスをして誰かをひいてしまうような気がして運転が怖くて仕方なくなりました。 しかしその事故を起こすまで、ずっと免許証を返納した義父の送迎係をし

    • 側溝そうじを楽にしたい

      お寺の朝のルーティーンといえば庭掃除でしょう? 自分のところもご近所も、なかなかに敷地が広くて植木も多くて頻繁に葉っぱが落ちるから、庭掃除は必須。 もちろん、庭だけじゃなくて、落ち葉が溜まってしまう側溝もそうじしなければならない。 地面よりも一段低く、ちりとりに掃き集めることができない面倒な掃除場所だ。 面倒とはいえ、側溝の端の片側は夫の父の天才的なひらめきによって、サイズぴったりな植木鉢がカポっとはめられており、50m程のその側溝は落ち葉などを片側に集めてその植木鉢をちり

      • 「私が死んだら」

        人の死というものが割と身近に感じられるお寺に住んでいるので、我が家では「私が死んだら…」という会話を日常的にする。 私は現在40代後半。死に至るような病にかかっているわけでもないし、ましてや自ら命を断つような事を考えることはない。なので、まだまだ遺品や財産についての話は一切出ないのに。 季節ごとに好きな食べ物を食べながら「もし命日が今の季節なら毎年命日には大好きなこれをお供えしてほしい」とか、母の日のお供え物を「ひいおばあちゃんはアイスが好きだったらしいし、おばあちゃんは

        • コロナウイルス感染

          今更ですが、このたび人生で始めてコロナウイルスに感染しました。 2月に4回目のワクチンを打っているのもあり、発熱2日目ではありますが、まぁ軽めにかかっています。 事の始まりは三日前。 息子の一人が朝から頭痛薬を飲んで通学していました。夕方に帰宅したその大学生の息子はどうやらテスト期間。言葉も少なくさっとご飯を食べて早めに寝ました。 頭痛持ちファミリーなもので、その時点では通常通りかと思い、「今日は私も頭痛酷かった。偏頭痛だとは思うけど、暑いし熱中症もこわいから水分と塩分マ

          刈払機取扱作業者、運命の岐路

          私はお寺のおばちゃんである。 そして、夫である副住職は兼業僧侶のため平日は勤めに出ていて、住職夫妻は後期高齢者である。 お寺の敷地には芝生の部分があり、自宅の裏は草の生えてくる空き地があり、お寺や自宅から少し離れた場所には住職の土地としての田んぼがある。 つまり、春から秋にかけて、日々草に悩まされる環境なのだ。 ただのお寺のおばちゃんである私は夫のおすすめに従い、刈払機取扱作業者の安全講習を受けた。 朝早くからの講習のために早くに家事を済ませ、子どもたちと自分の弁当を作り、

          刈払機取扱作業者、運命の岐路

          ローリエ・ローレル・月桂樹

          庭にお気に入りの木がある。 ローリエ・ローレル・月桂樹などいろんな呼び方があるというけれど、我が家では月桂樹と呼んでいる。この木は大まかなアウトラインをゆるく保ったままで、枝が全体的に同じような長さによく伸びる。油断すると、気づかないうちに大木になってしまいそう。太陽に向かって先へ先へと伸びたたくさんの枝を、人の手で管理できる程度の大きさにおさめておくためには剪定が必要だ。 せっかくなので、剪定した枝から葉っぱを採って乾燥させて、料理で使う月桂樹の葉として保存できるようにして

          ローリエ・ローレル・月桂樹

          【創作大賞感想】リアルな怖さと面白さ

          「創作大賞2023」 の応募作品を読むおもしろさは、これから流行るかもしれない作品を発掘するワクワク感を楽しめることだと思う。 応募作品の中でも、とりわけタイトルに惹かれて興味を持ったものから、少しずつ読ませてもらっている。 その中でも、あり得ないけど人の描写がとても丁寧なところがリアルで怖くておもしろかった作品がこれ! 老人ホームを舞台とした物語なのだけれど、デスゲームという荒唐無稽で唐突な展開ながら 「こういうタイプの性格の高齢者さんいるよね」 「環境で人格って作

          【創作大賞感想】リアルな怖さと面白さ

          母校の有名人

          誰もが一度は調べたことがあるんじゃないかしら。自分の母校卒業の有名人。 「えー!あの人同じ学校出身なんだ。」 世代が違っても全然お目にかかったことがなくても何故か親近感を覚えるし、それをきっかけに応援することもある。 私が高校生になる頃は、「読モ(どくも)」と呼ばれる雑誌の読者モデルをしているティーンの有名人も多くいた。 神奈川県の横浜住まいだったこともあり、 「入学が決まった私の高校へ通うバス路線、『プチセブン』に出てた一個上の神田うのちゃんの学校もあるから会えるかも!

          推しメン

          40代の私にとって「推し」は比較的最近の言葉だと思っている。 なので、昔から好きなミュージシャンや俳優を今更「○○を推してる!」とは言いにくいもので。 私にはもう使いこなせない言葉かもしれないと思っていた。 だって若い推しを見つけるには、何か新しいものに手を出さなくてはならないから。 数年前、息子のひとりが音楽に興味を持ち、バンドを組んで、更には音響にも興味を持ち、たくさんの仲間ができた。 その中に、私の現在の推しメンがいる。 推しメンは、Pくん。息子の親友。 推しはじめ

          手作りオニヤンマ…その後

          例の手作りオニヤンマ、惨敗でした。 今年は手作りオニヤンマがパトロールしてくれてるから…と効果を期待していたのですが ありましたよ。 まだ小さいけど。アシナガバチの巣です。 元昆虫大好き少年だったという夫どの、さすがです。 よくこんな陰になってる場所のまだ大きくもない巣を見つけられましたよね。 もうひとつ作ったでしょ? 奥の窓をよく見てください。 ダメでした。 うちの手作りオニヤンマ 2戦2敗 無念です

          手作りオニヤンマ…その後

          もったいないから生まれる高級日用品

          ●●「初絹」発掘●● 事の始まりはお寺の物入れから「初絹」と書かれた箱を見つけた事から。 その箱に恭しくかけられた熨斗紙に「初絹」と書かれていた。開けてみると、ひっそりと薄紙に包まれた白い艷やかな絹の布がお行儀よくおさまっている。明らかに高級そうなその生地は、紅白の糸で纏められ、ご丁寧に房までついている。 ●●初絹とは●● そもそも、「初絹」とはなんぞや。 まず何と読むんだろう。 Google先生にお聞きして返ってきた参考サイトをいくつか読んで見たところによると、 

          もったいないから生まれる高級日用品

          まるいせんべい

           醤油せんべいが好きだ。 薄いの厚いの大きいの小さいの、いろんなせんべいがあるけれど、私が好きなのは昔ながらの直径7〜8cm程度、厚みが1cmくらいのまるい醤油せんべい。それは幼少期からの幸せな味の記憶なんだろうと思う。  記憶にあるいちばん古いのは40年ほど前の草加せんべい。 母方の伯父家族が越谷市に住んでいたので、母の実家に親族が集まる時は、伯父家族が草加せんべいをお土産にもってきてくれていた。当時、自分の顔の半分ほどあると感じられた美味しいせんべいにかじりついて、いと

          お抱え運転手の季節に

           私は運転が下手だ。 免許返納をした義父をお寺の仕事の関係で送迎することが定期的にあるのに、下手なのだ。 住んでいる地域の電車は一時間に2〜3本であるし、徒歩で買い物に行ける店舗が最近はコンビニ程度になってしまったので、それなりに車に乗る機会はある。 なので、運転に関してはそれなりに経験をつんでいるはず。まぁ、言い方によってはお抱え運転手なわけだから。  運転というのは、上手か下手か以外に慣れというのがあるように思っている。 実際、普段乗り慣れている車じゃないものを運転する

          お抱え運転手の季節に

          揚げすぎの唐揚げ

          一家の台所の大部分を預かる者として。 常日頃食べるものの安全には気をつけなくてはならないと思っている。 …というのがまるで言い訳にきこえてしまいそうだが、私の作る鶏唐揚げはいつも揚げすぎて色が濃く縮んでいる。 だって難しいもの。鶏肉の唐揚げ。 中心までしっかり火を通すという大前提の安全を確保しつつも外はカリッとした食感を維持して、更にはお肉の身を縮ませずに揚げるなんて、その道のプロじゃなきゃ無理でしょう。 と思って技術の向上を半ば諦めていたけれど、思わぬところにものの上手

          支離滅裂な「昭和の暮らし」

          現在令和を生きるこども達の想像する「昭和の暮らし」ってどんなだろう。 戦争?家電のない生活?サザエさん? わたくし、昭和50年代生まれ。神奈川の横浜育ち。立派な昭和の小学生であったわけですが、どれも微妙に当てはまらずなんとも説明しにくい時代感でした。 生まれた時の家はマンションの6階の一部屋。クーラーを切ると泣く赤ちゃんという非常にワガママなきょうだいがいて、物心ついたときには全自動洗濯機やオーブンレンジ等はありました。 その一方で徒歩5分の距離に住む祖父母の家はトタン

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          ゴミ停当番

          ゴミ・資源の集積所、通称「ゴミ停」。 そこには地域の治安が現れる。 我が家の使っているゴミ停は自治会の組分けされたグループ2つ分の約20軒くらいで構成される人々で共有されていて、それ以外の人はそこのゴミ停を使うことはできない。そういうルールはたぶん、どこの地域でも変わらないと思うのだけれど、近年車で乗り付けて不法投棄をしていくような迷惑行為が地域で問題になっていた。 そんな不届き者に目をつけられたあちこちのゴミ停が少しずつ改良されて鍵つきになるにつれ、私達のゴミ停にもたび