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お菓子断ちの覚悟が決まる時

いろいろあってショ糖断ちを再開することにした。

最近人生のスランプだった。お菓子断ちに失敗して常に低血糖イライラ。赤ちゃんの熱で仕事できない中、自分の絶望的な時間管理スキルのせいで仕事と人間関係が危機に。

そんな中ずっと抱えてた不安が強くなった。「私は一生砂糖に振り回されるんじゃないか?」

もがくように解決策を調べてて、ある恐ろしいけどスッキリする発見をした。
私は他の人より経験と知識がないせいで自分との約束が守れないんだと思ってた。でもそれは違って、もうどんな方法論も私を助けることはできないと理解した。おかげで覚悟が決まった。


スキル不足の思い込み

私は大学中退したあと23歳でかなり遅く社会に出た。それも最初5年揉まれ揉まれ、特に最初は本当にきつかった。毎朝仕事に行きたくなくて泣いてた。

高校は友達がいなくて大学では引きこもりだったので、私のセルフイメージは今も「常識がないコミュ障」だ。だからお菓子依存に関しても「やめられないのは私
になんらかの当たり前の知識が欠けてるからだ」と思ってた。

頭では分かってるのにできない

それから大好きな旦那と結婚した。かわいい子供も生まれた。仕事を与えてもらってこなす達成感もある。

でもお菓子を食べすぎてしまう。集中力を下げて、仕事に支障がでるぐらい食べてしまう。大好きな旦那と子供にそっけなく接してしまう。恩を仇で返してしまう。

そういう自分が大嫌いなのに、なんで向き合えないんだろうと悩む日々が続いた。全然答えがでなくて病んだ。ストレスでお菓子の量が増えた。

覚悟ってなんやねん

4回の砂糖断ちでいろいろ試したけど改善しなかったから、根本の考え方が間違ってるんだろうなと思いながらもそれがなんなのかわからなかった。

今の自分をぶっ壊す必要があると思ったし、調べていてそれをすることを「覚悟」と呼ぶと知ったけど、どうしたらいいのかわからなかった。

なおさらまだ私が知らない情報があるんじゃないか?と疑ってググる日々だった。

「嫌いな自分にナイフをつきつける」

そんな中ググっていて見つけた動画で答えが出た。内容は買い物依存のお悩み相談で、大愚和尚が「私があなたに教えてあげられることはもう何もありません」とぶった斬っている動画だ。

要するに「自分でなんとかしなさい」だ。これは私が欲しい言葉だった。すごくすっきりした。

この人は私の嫌いな砂糖依存に「そいつを許して愛してあげな」とか「共存しな」ではなく「そいつの首にナイフを突きつけな」と言ってくれた。ずっと勘違いしてたのはそこだった。今まで私は、自分に砂糖依存の面を残さなきゃいけないと思ってた。

だからたとえば「ちょっとずつやめなきゃいけない」とか「付き合いなら食べなきゃいけない」と自分に言い聞かせていた。でも私は砂糖依存になる閾値が低い。にもかかわらず「ちょっと食べるぐらいは許容できないと砂糖と健康に付き合っていけないよ」と理不尽なノルマを課していた。もしかしたら今後も食べる可能性を残して、弱った時に逃げるための言い訳に使ってしまった。

この動画を見た後、私は自分に対する強い怒りが湧いた。こんな奴は私じゃないと思った。

自分と周りを不幸にするそんな言い訳とか逃げ道はいらない。私の気持ちは本当は大愚和尚に言われなくてもとっくに決まっていた。私はもう怠惰でサゲマンな自分を◯していいんだ。

かくして私から「砂糖依存を許してしまう私」は忌むべき存在として切り離された。何が起こったかわからないけど、このカタルシス体験の後、残ったのは砂糖の言いなりにならない私だった。

断糖

感覚的な話になって申し訳ないです。人に向けたら暴言なのに、自分に向けたら解放されるという不思議な体験だった。そんなわけでもう一度ショ糖をやめることにした。

おかげで覚悟ってなんなのかが分かった。
・言い訳しないこと。
・「お菓子のせいで人生辛い」ではなく「人生辛くする要因だから、お菓子をやめる」と宣言すること。
・旦那にお金を預けて、買い物をお願いして、逃げ道を断つこと。
・「みんなは砂糖依存してないから人生ラクだよな」と卑屈になるのをやめること。

ただ、前回離脱症状がひどくて動けなくなったので、最初2日間は昼に1プリンまでオーケーとする。

というわけで4回目の砂糖断ちの記録を始めるので、よろしければまたお付き合いください。



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