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UD教育社:私たちの願い ※コンセプト動画完成しました!

皆さま、こんにちは。

私は教育のUD(ユニバーサルデザイン化)をコンセプトに、教材を制作・情報・現場支援を行っているFujiと申します。


noteさんではエビデンスベースの教育情報や私たちの取り組み紹介、現場支援のコツなどを書きますので、疑問点や知りたい内容があればぜひコメントにお書きください。


一緒に子どもたちの支援の輪を広げていくことができれば嬉しいです!
※さらに読者様ともコミュニケーションを取れれば嬉しいです!


今日は「UD教育社:私たちの願い(コンセプト動画完成しました)」ということで、前回よりも具体的に、私たちの取組みをご紹介したいと思います。


🌟前回の記事に「スキ」をしてくれた皆様、本当にありがとうございます!!昔、個人的にnoteで記事を書いていたのですが、こんなに多くのスキがもらえたのは初めてで、泣きそうになりました💦


引き続き応援していただけましたら幸いです。




私たちの願い

▶UD教育社のコンセプト動画、完成!

現在、UD教育社の更なる成長、UD教材の完成に向けてクラウドファンディングを企画しております。


noteさんは文字を中心としたSNSですが、私たちの「願い」「気持ち」を伝えるのに、一番わかりやすいツールはなにかな?と考えた時に「動画だ!」となり、UD教育社のコンセプト動画をひそかに制作していました。


noteの皆さまには先行公開いたしますので、ご感想、応援メッセージ、スキなどいただけましたら嬉しく思います。


お時間がゆるす際にぜひご視聴ください。
https://youtu.be/C-87nEMZuk4

※noteは動画を組み込むことができない?ようなのでURLをはりました。組み込む方法がお分かりの方は教えていただければ助かります💦



▶本当は「がんばりたい」を実現するために私たちが取り組むこと

私たちUD教育社はまず第一に「UD教材の制作」に力を入れています。

UD教材は、発達障害(学習障害、ADHD、自閉症)などで学習や行動に困りごとがある子どもたちがスムーズに学習を進められ、学習の効果が得られる教材を目指しています。


これをどうやって実現するのか。


UD教材の制作には3つのステップがあります。

【UD教材制作のステップ】
①妥当性のあるエビデンス(論文など)を調べる
②エビデンスに基づいた教材を制作する
③教材の実証実験を行い、必要に応じて修正する

これらのステップを踏み、完成したもの。
それがUD教材です。


▶①妥当性のあるエビデンスを調べる、とは?

私たちは日本だけではなく、アメリカやイギリスなど英語圏を中心として世界中の文献を読み、学習に課題を持つ子どもたちに活用できる情報を日々探しています。


教育というは「人」を対象とするのが基本であるため、「いつでも、どこでも、当てはまる」という研究よりも「ADHDの子には…」「算数障害の子には…」など条件を絞って行われた研究も数多くあります。


私たちは、複数の基準から研究の妥当性を検討しています。
さらに10年以上の現場経験があり、知能検査の資格を持ち、今でも現場で子どもたちを支援している(私も含めた)教材制作スタッフが有効性が高いと考える論文を選別し、教材制作に活用しています。


現在、私たちが制作してきたUD教材は3万点以上になりました。

・小学校の算数のほぼ全ての単元
・音韻、拍、特殊音、ひらがな、カタカナと小1~小4までの漢字
・語彙を増やす表現や文章作成
・小学生用の基礎コミュニケーション力強化、SST教材
などその内容は様々です。

皆様に公開する日も近いので、楽しみにしていただければ幸いです。



▶②エビデンスに基づいた教材を制作する

私たちは選別した複数の論文(エビデンス)を基に、教材を制作します。

UD教材にはエビデンス(研究)に基づいた様々な工夫を組み込んでいますが、その中でも私たちが「これだけは欠かせない」というポイントが3つあります。

【UD教材の最も大切な3つのポイント】
①ベイビーステップ
②プロンプト フェードアウト
③イメージ化に適切なイラスト

ベイビーステップとは、スモールステップのことです。


ではなぜ、スモールステップと言わないのか。


保護者の皆さま、先生の皆さまなど大人の皆さまは、市販の教材や学校のドリルなどを普段から見て、「スモールステップ」という言葉を見ることがあるかと思います。


しかし、私たちが考えるスモールステップは、
一般のスモールステップよりも、更に、更に、スモールなのです。


このような理由でスモールステップとは異なる表現を用いるため、ベイビーステップという言葉を使っております。


ベイビーステップの工夫は、子どもたちのつまずきを限りなく正確につきとめてくれます。学習支援をする上で、子どものつまずきポイントを正確に突き止められることは、適切な支援につながります
それゆえ、UD教材にベイビーステップの要素は必要不可欠だと考えています。


次に「②プロンプト フェードアウト」です。

プロンプト フェードアウトとは、子どもたちの学びがスムーズになるようプロンプト(ヒント)を徐々に減らしていく学習手法です。

・1~3問は簡単だったけど、4問目から急に難しくて取り組めない。
・初めから難しすぎて、1問すら取り組めない。
・「なぞるだけ」で、取り組めるけれど、学ぶことが少ない。

もちろんそれぞれの教材にフィットする子どもたちはいるのでしょうが、私がみている支援が必要な子どもたちに合う適切な教材が少ない、とずっと感じていました。

じゃあ自分たちでつくろう!!

これがUD教材のはじまりです!


UD教材は、全てにベイビーステップ、プロンプト フェードアウトを設定しているので、徐々に、徐々に、やることが増え、難易度が上がるので、子どもたちの成長を着実に促し、学習支援がしやすい教材となっております。


最後に「③イメージ化に適切なイラスト」です。

算数障害、読み書き障害、書字障害または知能障害など学習に困難さを持つ子どもたちは「文字だけでは理解が難しい」というケースがよくあります。


そんなケースで使える工夫の1つがイラスト(写真)です。


私は第二言語習得論の英語教授法の資格も持っていますが、その観点から
「言語(言葉)習得は、学習者の目に見える身近なものの名前の理解から始まる」
と言われるように、子どもたちが何かを学ぶ際には適切なイメージにつながるイラスト(写真)を教材に組み込むことで、理解がスムーズになります。


これまで相談を受けた先生にこの話をした際、「"とりあえず"イラスト/画像を入れておけばOKだ!」と理解をしてしまった方もいましたのですが、そうではありません。


学ぶ目的、理解したい内容に応じた理解を支援するイラスト/画像を選び、形を変えて教材に組み込むことが大切です。




▶③教材の実証実験を行い、必要に応じて修正する

このような段階を経て(仮)完成するのがUD教材です。

ですが、本当の完成はここではありません。


提携している、発達障害など困りごとを抱える子どもたちの支援を行っている学習支援教室さんで教材の実証実験も行っています。

学習障害などで困っている子どもたちが本当に学びやすい教材なのか?
支援者(先生)にとって扱いやすい教材なのか?
学びたい単元(目標)をスムーズに理解することはできているか?

など実際の現場で子どもたち/先生たちに教材を利用してもらい(私も現場に立たせてもらい)「もっとこうすればいい!」という点を改善しています。


このようにして、本当の意味で完成した教材がUD教材です。


UD教材を活用して学んだ子どもたちはこんな成果を出してくれました✨

✅1年以上ご家庭で九九を毎日暗唱していたけれど覚えられなかった子ども
➡2か月で九九が完璧に。更に学校進度を超えて予習型になり、今では算数が得意に✨

✅算数で2学年分の遅れがあり、テストを受けられず0点ばかりだった子ども
➡8か月で学年の勉強に追いつき、直近3回のテストでは全て80点以上に✨

✅3年生でひらがなの書きにミスが目立ち、書字に大きな負担があった子ども
➡約2年で読書感想文1000文字以上を書きあげる✨(ちょうどこの前の夏休み)

✅ADHDの診断があり、勉強を始めて数十秒後には別の話を始めてしまう子ども
➡約1年で、誰か先生がつかなくても20分程は一人で勉強を続けられるように✨

✅「わたしはバカだから」「どうせできない」とよく口にしていた子ども
➡3か月後にはマイナス発言が一切なくなり「これ簡単すぎない?」と話すように✨



▶最後に、子どもを支援する一人の人間として(ショートエピソード)

私が支援を必要とする子どもを初めて担当した新米のころ、小学5年生の男の子に、授業開始のベルがなり教材を手渡した瞬間にビリッビリに破られたことがあります・・・


他の先生が近寄ってきて言いました。
「ダメでしょ!」


当の本人である私は「あ~やっちゃった。。。」と思いました。


確かに、教材をビリッビリに破ることは良くないことです。
彼には彼の課題があります。


しかし私は、彼が「これならできる!」と思い、自分から取り組める教材を作ってあげられていなかったのです。


私は床に落ちた教材を「一緒にひろお~」と彼に声をかけました。


彼は他の先生に叱られたので泣いていましたが、少し経つと涙を流しながら一緒にひろってくれました。



教材の力はすごいもので、その子が「取り組めそうだな」と感じたらスムーズにドンドン取り組んでくれます。
※出会った当初の彼は、10文字程度の1文を読むのも嫌がっていましたが、半年で(1回40分の授業で)1200文字程度の文章を読み、問題も自分から解いてくれるようになるまで成長してくれました✨


もしも私が
「プリントを破るなんて、なんてことをしたの!」
「そんなことするなら1人で勉強したらいいんじゃない?」
「廊下に立っていなさい!」
と彼に言葉を浴びせかけていたら・・・


もしも私が、彼の学習支援をあきらめていたら、もしかすると彼は、
「自分には勉強はできない。向いていないんだ」
「勉強ができない自分は悪い子だ」
「見捨てられちゃった」
そう思っていたかもしれません。


「怒る」と「叱る」はちがいます。
適切に叱ることは場合によっては大切です。
もしあの時「叱っていたら…」「もしあの時褒めていたら…」
未来のことなど誰もわかりません。


しかし彼の未来は幸いなことに、そして私にとってはとても嬉しいことに、
「もうちょっとやりたいからプリントちょうだい!」
「算数もできるようになりたいから先生のプリントちょうだい!」
「今までありがとうございました!先生、家庭教師になってよ!」
と言って中学生となり、卒業していきました。


子どもたちがどんな未来を歩むのか。


私たちのほんの一言、ほんの一つの行動で変わってしまうかもしれません。


ですが、私たちの願いは1つです。

笑顔で過ごす未来を歩んでほしい

私たちは「教材の力で教育/療育の現場、さらには子どもたちの未来の形を変えていきたい」という願いを持っています。


これまでの人生をかけて本気で取り組み、制作している想いがこもった、子どもの未来を変えることができる教材たちだと信じています。


これからも教材開発を続け、子どもたちの笑顔を広げる、適切な支援の輪を広げる活動を行っていきます。


皆さまには、どうか応援していただけば幸いです。




ご利用くださる皆様、関わっていただける皆様には誠実にお付き合いしたいと考えていますので、お気軽にご連絡ください(^^)
※インタビュー記事やプレスリリースを掲載していただける方がいらっしゃればご連絡いただければ嬉しいです。教育畑でやってきたため、一般的なビジネスに不得手なこともあるかと思いますが、ご容赦ください💦その分丁寧に対応させていただきます。


【教材に関して】
現在最終調整を行っていますので、リリースにはもうしばらく時間がかかりますが、皆さまには応援の声をいただければ本当に嬉しく、また励みになります。


(進捗やエビデンスベースの情報などをnoteさんに書きたいと考えておりますので、もしよろしければフォローやスキをいただければ幸いです)


これからどうぞよろしくお願いします。


UD教育社

直接のご質問/お問い合わせがあればこちらへ。

ud.educations.jp@gmail.com



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