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グルグル思考を抜け出して「いまできること」に集中しよう

こんにちは! コパイロツトのひらばやしです。

みなさんは仕事や私生活においてアクシデントが起こったあと、グルグル悩んでしまうほうですか? わたしは圧倒的にグルグル悩んでしまうほうです!

日々、様々な場面ですれ違いがおきたり、計画通りに進まなかったり、ということはよくありますよね。そういうときに「どうしてうまくいかなかったんだろう」「どうしてスケジュール通りに進まないんだろう」と考えこんでしまうことがよくありました。

考えることがだめ!というわけではないのですが、わたしの場合、トラブルやアクシデントから学習したり、問題を分析したりして前に進むための思考をしていたわけではなかったのかもしれない、と最近思うようになりました。グルグルと考えているとき、わたしはやみくもに原因を探しつづけていました。かつ、原因を探しているようでいて、実際には頭の中で自分や自分以外の誰かを責めているだけだったかもしれない、と思ったんです。

そうやって同じ場所で思考がグルグルしてしまうと、答えは出ないし、事態も好転していかないし、落ちこんじゃうし、そばにいる人とはすれ違ったまま。なかなか良くない状況ですよね。

できればそういう場所からは早く抜け出したいし、前に進みたい――そういう気持ちで、グルグル思考を抜け出すためにやってみたことを、今回は紹介したいと思います。


グルグル思考を抜け出して、好転させるための3ステップ

グルグル思考を抜け出すためにはいろんな方法があるかと思いますが、ここではわたしがやってみていることを紹介します! 大まかに3つのステップを踏んでいます。

  1. グルグル思考を止める

  2. 「今できること」に集中する

  3. 他者と対話する

ステップごとに、やっていることを説明します。

ステップ1 グルグル思考を止める

グルグルしているときのわたしを紐解いてみると、想像の中であれこれ考えていることが多いです。でも想像は想像でしかなく、現実や実際とは大きくずれていることがあります。

そのため、最近は「自由になるのは、自分だけ」ということを意識するようになりました。自分の行動は比較的自由になりますが(グルグルするほうなので、ままならないこともありますが)、他者や環境や状況、すべてを思い通りにすることはできません。当たり前のことですが、それがなかなかわからずにいました。

プロジェクトがはじまり、計画やスケジュールをたてたならば、それに沿って進むのが当然だ、と長いこと思いこんでいたんですね。でも現実はそんなにうまくいかない。うまくいかないのが当たり前で、様々な事情で遅れが発生したならば、計画やスケジュールのほうを調整したり、他のメンバーと対話しながらやりくりしたりすればいいだけなのに、「なんで!?」「どうして!?」となかばパニックになっていたのです。

そういった状態に陥ることが多いことを自覚し、抜け出すためにあれこれ試行錯誤するなかで、身体を動かすことが増えました。例えば、散歩やストレッチ。不思議なんですが、身体を動かすと、グルグルしていた思考がいったん中断される気がしています。

また、最近よくやっているのはジャーナリングです。まっさらなノートに自分の思っていることをとにかく書いていく。書かずに考えるのと、書いて考えるのには違いがあって、書かずに考えているとグルグルしがちですが、書いていくと思考が整理される気がします。

そうやって思考ではなく身体を動かすほうに行動をふってみると、グルグル思考からうまく抜け出せることが増えてきました。

ステップ2 「今できること」に集中する

頭の中で考えているだけでは現実は動いていきません。

そのためステップ1で思考を止めた後は、「うまくいっていないと自分は感じている。それはそれとして、プロジェクトを進めるために、今、自分にできることはないかな?」と問いかけてみることにしています。

目標やゴールに向かって、一歩でも近づけるために、具体的に今、できる行動を考えてみる。そして小さくてもいいので、今、できることをやってみる

ここでも思考よりも行動に振ってみます。すると業務はちゃんと進むし、次の景色が見えてくると感じています。

ステップ2と、ステップ3の「他者と対話する」は順番を入れ替えてもいいと思うのですが、わたしの場合はステップ2を先にやることが多いです。わたしの中で、ステップ2はステップ1の延長で、「自分を整理するための行動」として存在しているように思います。

ステップ3 他者と対話する

そして、プロジェクトがもしうまく進んでいないと感じているなら、プロジェクトメンバーと話す必要があります。これは必須です。

もしかしたらプロジェクトメンバーは同じ状況に接していても「うまく進んでいる」と思っているかもしれない。そういった認識のズレは話してみないとわからないのです。もしプロジェクトメンバーが「うまく進んでいる」と思っており、かつ、どうしてそう思っているかを話してもらえたなら、認識を改めるのは自分かもしれない。実際、わたしもそういう場面がありました。

ここまで書いてきたのはわたしがグルグルしがちで、ものすごく臆病な性格ゆえの「ステップ」です。メンバーとすぐに対話できるならば、そっちのほうが断然早いです。プロジェクトの中で発生したもやもやは、メンバーと対話することでしか解消できないと思っています。

そしてわたしのようにグルグルしがちなPMの方がもしいたならば、周りをもっと頼って!ということも伝えたいです(過去の自分にも伝えたい)。

言いづらい、頼りづらいときもあるかもしれないけれど、プロジェクトマネジメントは一人でやろうとせず、周りに頼って、困ったことはどんどん共有していくのが必要だと感じます。「困っていること」は発信していかないと、周りの人にはわからないのです。なぜなら他者だから。エスパーのように言葉なくして状況が伝わっていくことなんて、そう多くないんだと思います。

グルグルしてもいい。でも進んでいこう

そんなわけで、まわりくどい説明になってしまいましたが、グルグルしがちなことを強く責めてしまうのも健全な感じがしません。

グルグルしがちな部分は、まあある。
でもその思考を止める方法も、進む方法もちゃんとある。

そう思っていると、少し安心して業務に関われる気がするし、周りの人にも素直に困っていることを話せるようになっていく気がします。

それでは、また!👋


これまで業務の中で得たナレッジや、セミナーで共有した知見について「コパイロツトナレッジ」ブログで紹介しています。

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ひらばやし
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