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『モネと怪盗ルパン』
絵を描いたことがなくても「印象派クロード・モネ」くらいは、みんな知ってると思うな。モネさんは気に入った景色があると、長くそこに滞在して、角度や時刻、季節、つまり光を変えてさまざまな絵を描いています。「ルーアン大聖堂」なんかが好例です。
そしてノルマンディーの「エトルタ(当時は小さな漁村だったらしい)」の奇勝奇岩もそうとう気にいったようで、たくさんの作品があります。
で、その奇勝奇岩。海に向かっ
「愚行」 、ただし世界一の「愚行」。
「雲の上へ」
著/キリアン・ジョルネ 訳/岩崎晋也 刊/(株)エイアンドエフ 2300円
2008年。まだ大学生だったキリアンがUTMBデビュー、2位ダワ・シェルパに1時間の大差をつけて優勝。翌09年もぶっちぎりの優勝、お目当ての日本人選手は3位、それは大したもんだけど、キリアンの1時間15分あとだ。その後2011年にも彼はモンブラン一周160kmを制覇している。キリアン・ジョルネUTMB
ところでWSERってなに? #2 / ウチサカ
そもそもは馬の100マイルレース(後にテヴィス・カップと呼ばれる)で、1955年にウエンデル・ロビーなる男の愛馬自慢、「馬はワンデイ(24時間)で100マイルを駆けることができるか?」 から始まっている。ここまでは前回#1。
ときは過ぎ、77年にとんでもない男が登場する。馬のレースに馬なしで出場して、自分の脚と足で走っちゃうゴードン・アインズレイだ。そう、彼がWSERの直接のオリジンだ。
でさ
ところでWSERってなに? #1 / ウチサカ
「ウェスタン・ステイツ」。まさか、自分が行くことになるとは(うれしいなあ)夢にも思わず、2年前に「ターザン」にその歴史を書いていたよ。ここに修正&追加してこの大会のそもそもをご案内しましょう。
まず、われわれ日本人トレイルランナーはこの大会を「ウェスタン・ステイツ」と言うけれど、正式名称は「ウェスタン・ステイツ・エンデュランス・ラン」略して「WSER」だ。
エンデュランス・ランすなわち持久
Vol.1 同期生「ランナーズ」と「ポパイ』
2005年11月20日東京国際女子マラソンを忘れない。高橋Qちゃん2年ぶりのレース。 乾坤一擲、35kmの上り坂手前のスパート。追いすがるふたり(ひとりは03年大会優勝のエルフィネッシュ・アレム/エチオピア。このときQちゃんは2位、アテネ五輪代表を逃した)をぐいぐいと引き離し、国立競技場に万雷の拍手と歓声のなか堂々の凱旋。みんごとに雪辱を晴らし、大復活の大優勝である。
忘れない理由はもうひと