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「ヘルパーズハイ」とは

皆さんこんばんは!

投稿100日目になりました!
ついに毎日継続も100日目を迎えました。やはり桁が一桁変わると、一気に達成感が増えてきます。しかしこれで満足せず今後も継続していき、自分自身の学びも深めていきたいと思います。

ところで皆さんは「やる気の出し方は?」と聞かれると、どのような回答をするでしょうか。

一つの回答例として「身体を動かす」という回答をする方もいるかもしれません。
「ランナーズハイ」という言葉がある様に、身体を一定時間動かす事でドーパミンなど脳内物質の作用により、幸福感や高揚感に繋がる事もあります。

しかし仕事中であれば、身体を動かす事に時間を割くのが困難な状況もあるかと思います。そんな時に有効なのが、「ランナーズハイ」ならぬ「ヘルパーズハイ」です。

あまり聞き慣れない方もいるかと思いますが、「ヘルパーズハイ」とは人間が誰かの役に立つ事で幸せを感じる状態の事を言います。

こちらも先程の「ランナーズハイ」同様に、ドーパミンが分泌される事が原因で幸福感を感じる様になります。

つまり人に親切にすれば、自分が幸せになれるという事です。これはソニアリュボミアスキーさんという、幸福に関する研究をされている方の実験でも明らかになっています。実験の内容は以下の通りです。

473名の参加者を集めて、4つのグループに分けて6週間過ごしてもらう。そのグループとは、
①社会に役立つ行動(ボランティアや寄付活動、ゴミ拾いなど)をするグループ

②特定の他者(友達や同僚)に親切にするグループ

③自分に親切にする(欲しい物を買う、ゆっくり過ごすなど)をするグループ

④何も考えずいつも通りに過ごすグループ

この4つに分けて、親切にする行動と幸福度がどのような関係があるか調べた結果、グループ①と②の幸福度が激増し、さらにはこのグループ内にはうつ傾向の人もいたが、その症状も改善したという結果になったとの事です。

この実験から分かる事は親切と幸福感が密接な関係にあるのと同時に、親切にする相手は不特定多数でも特定の人でもどちらでも良いという事です。

芸能人が不祥事などを起こした後にボランティアなどをする姿を見る事がありますが、人の役に立ち幸福を感じる事で自己肯定感を上げる事に繋がるので、理にかなっているといえます。

なぜこのような「ヘルパーズハイ」が起きるのか。一説には、人間は古来から集団で群をなして生活する事で成長を遂げてきたので、助け合い協力する事を好む様にできているのではないかという説もあります。

以上の様な事から、やる気が出ない時には小さな事でも構わないので人の手助けをしてみると良いかもしれません。

しかしここで気をつけなければならないのは、先日の「他人の時間を奪う人」ではないですが、本当にその人の為になっているのかは考えなければなりません。

自分だけが役に立っていると勘違いして、ありがた迷惑状態にならない様に考えた上で行動するのが良いのではないでしょうか。

「情けは人の為ならず」は科学的にも証明されているので、是非実践していきたいなと思います。

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