つまらない。現実は非情である。
なんか面白いことないかな。
面白いことが終わったあと、非日常が過ぎ去ったあと、こういう気持ちになりがち。
ゲーマー的には、大作ゲームをクリアしたとき、ハマっていたゲームへの熱が冷めたとき、こうなる。
しかし、仕事のストレスから距離をおくために、休日には面白いことが欲しいものだ。そこで問題だ。どうやってこの気持ちを満たすか?
3択 ― 1つだけ選びなさい
答え① いけてる私は突如 遊びのアイデアがひらめく
答え② 友達が声をかけて遊んでくれる
答え③ つまらない。現実は非情である。
元ネタ : ジョジョの奇妙な冒険 (26), 荒木 飛呂彦.
スマホを片手に面白いこと探しをするが、だいたい上手くいかない。
しかも、単に面白いことがないのではない。興味がわかない、面白そうと思えないのだ。自分にエネルギーが足りてないという問題かもしれない。
面白いと思えるようになりたい
面白く思えないほどエネルギーが枯渇するのは、健康でない。実際、うつ病の中心的な症状として「抑うつ気分」と並ぶものに、「興味または喜びの喪失」というものがある。
これほどの病的レベルではないにしても、メンタルヘルスの枠組みで考えてみるのも良いかもしれないと思った。
特効薬なんてない
例えば軽症のうつ病の治療で薬の他に推奨されていることがある。病的レベルでなくてもヒントがあるかもしれない。
規則正しく生活しましょう
睡眠をしっかりとりましょう
適度に運動しましょう
それは、そうでしょう。面白くないが。面白いことしたいのに。
一応、勧められている理由を見てみる。
エビデンス*1は未確立
少なくとも害はない
メンタル以外にもメリットあり (生活習慣病など)
*1 実施した人とそうでない人を比較検証*2して、偶然としては説明できない程度の違いが出た結果がいくつもある、というレベルの根拠
*2 検証が難しいのでエビデンスがない場合も多々ある
という感じだ。絶対正義のように書かれる教えだが、意外と根拠は未確立のようだ。検証が難しいだけで、たぶん正しいのだろうけれど。
ちなみに「休むだけ」の有用性には議論があるようだ。もちろんストレスを回避する点では有用だろうが、運動や生活機能維持に反する点は良くないのかもしれない。
ジムに行って、早く寝ろ
そういうことなのである。
面白いことがなくて困ったら、面白いと感じられるエネルギーがないなら、運動・睡眠といった面白みのない地味なメンテナンスが妥当なのだろう。
(エビデンス未確立とは言ったが) 実際のところ様々な場面で共通して推奨されている教えでもあるので、つまらないと思いながら実践する価値はある。
…と、自分を説得する材料を得たのが今回の学びだったので、ついでにnoteに記した。
実際、さぼってたジムに行って、軽く筋トレして走って、いつもより1時間早く寝たら、元気でた。
参考資料
健康づくりのための睡眠ガイド (2023) https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/suimin/index.html
健康づくりのための身体活動・運動ガイド(2023) https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/undou/index.html
日本うつ病学会治療ガイドライン II. 大うつ病性障害 (2016) https://www.secretariat.ne.jp/jsmd/iinkai/katsudou/kibun.html
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