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ぼくのきおくの書

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2024年10月の記事一覧

布団にもぐりこむ

車を運転して川の向こうのショッピングセンターの裏の工場まで行く。抱えていたものを受け取ってもらい身軽になる。

ほかにもいろんなものを抱えていたけれど、思い切って投げ出してみると、なんとかなった。

布団にもぐり込む姿をみて、小さな懸念が大きくなる。求められている期待がわたしにあるのだろうか。足の先がうごめいているのは、起きているからだろうか。

重いカバンを下げて歩いて帰ってくる。話さないことが

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そんな日

予報にあったように青空に雨雲が立ち込めてきた。雨の匂い。こうなると誰もこないから、ウトウトとする。

受けとってほしいのに、投げつける

海に沈めたものを、引き上げてくる

過ぎてゆく時間、流れゆく景色、留まる人、去りゆく季節、意味のない物語

うん

そうでもない

それはそう

なんかわかるよ

でもちがうかな

わすれてしまった

もういちどだけ

そんな気がしてたけど

内省的で自虐的でナ

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月の夜

寒暖差に体がついていけてなくて、グズグズとした一日を過ごす。

シャワーを浴びてそのままベッドで眠ると体が少し軽くなった。

今朝は自分のよわいところがさらされて心が小さくなっていた。こんなことばかりで、わたしはどこまで歩けるのでしょう。

月について書いた本を読む。若い頃に月について書いたことがあって、あの文章はよく書けていた。

月がわたしを照らす
指が月のかたちになって
あたながそこにあらわ

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