布団にもぐりこむ

車を運転して川の向こうのショッピングセンターの裏の工場まで行く。抱えていたものを受け取ってもらい身軽になる。

ほかにもいろんなものを抱えていたけれど、思い切って投げ出してみると、なんとかなった。

布団にもぐり込む姿をみて、小さな懸念が大きくなる。求められている期待がわたしにあるのだろうか。足の先がうごめいているのは、起きているからだろうか。

重いカバンを下げて歩いて帰ってくる。話さないことがあるのは、話したくないから。うっすらと悲しみが流れている。

何を思うかではなく、どう読み取るのか。

何が書いてあるかではなく、何を表現しようとしているのか。

そこにあるものは見えているのに、わたしには何もわからない。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?