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#小説
act1 : Sun. Dec. 17th
「ついに、彼女ができたんだ!」
鈴木からそんなメールが送られてきたのは、昼のことだった。
誇らしげな一文で始まった文面は、
ひとしきり「彼女」についての惚気を並べ立てた後に、
こう締めくくられていた。
「家に来てくれよ! 俺の誕生日祝いも兼ねてさ」
鈴木は、俺の幼い頃からの友人だ。
古くは幼稚園から、そして大学に至る現在まで……。
幸か不幸か、俺たちは一緒の学校に通ってきた。
いわゆる、腐れ
「ついに、彼女ができたんだ!」
鈴木からそんなメールが送られてきたのは、昼のことだった。
誇らしげな一文で始まった文面は、
ひとしきり「彼女」についての惚気を並べ立てた後に、
こう締めくくられていた。
「家に来てくれよ! 俺の誕生日祝いも兼ねてさ」
鈴木は、俺の幼い頃からの友人だ。
古くは幼稚園から、そして大学に至る現在まで……。
幸か不幸か、俺たちは一緒の学校に通ってきた。
いわゆる、腐れ