見出し画像

「孤食」でいいじゃない~一匹狼のためのグルメ~

※これは、自分が将来書籍(もしくはホームページ)を出すときに書こうと考えている「はじめに」を想定して綴りました。何か気付いたことやアドバイス等いただければ幸いです。なお、記事タイトルをそのまま書籍ないしホームページのタイトルにするつもりです。

飲みの場が苦手。
お酒が飲めない。
タバコも吸えない。
上手に仲間の輪に入って会話することができない。
美味しい料理が食べたいのに、飲み会に行くと出てくるのは酒のつまみばっかり。
そんな悩みを抱えていることを隠して生きている男性は、決して少なくないだろう。

「付き合いで飲み会に行かないといけないんだから仕方ないじゃない」
そう嘆く人の気持ちもわかる。
でも、逆にこうも思う。

「行きたくない飲み会に行って、美味しく感じられない酒を飲んで、美味しく感じられないものを食べる生き方に、幸せを感じますか?」

この質問をすれば、悩みを抱える多くの人は「いいえ」と答えるだろう。
であれば、そんな日々を変えるためにすべきことは、たった1つ。
外出先でひとりふらっとレストランに入り、食事をする「孤食」だ。

「孤食」というと、家庭科でも教わったように、良くないことだとされる。
ただ、大人になってから1人で食べたいものを食べに行くことは、
仕事や人間関係など、様々なストレスから少しでも解放されることができる、
貴重な時間だと私は考えている。

「孤食」の最大のメリットは、「わがままになれること」だ。
誰かと行くとなると、どんなに親しい友達だとしても、
食べたいものを我慢しなければならないこともあるが、孤食にはそれがない。
孤独のグルメでも言っていたように『幸福に空腹を満たす』ことができる。

私はもともと、そこまで食事にこだわっていたわけではなかった。
ただ、社会人になって仕事に追われ、満足に食事を取る時間がなかなか取れていない気がしていたときに、松重豊さん主演ドラマ「孤独のグルメ」と出会った。
仕事の合間に、食べたいものを食べられれば、どれだけ良いか。
そう思い始めていたら、自分ももっと美味しいものと出会いたい、と考えるようになった。
今ではどんなに忙しくても週1回は必ず、外で「孤食」を楽しんでいる。
今年こそこのコロナ禍でなかなか思うようにいっていないが、4年前に始めてからは、海外も含めると、恐らく100軒近くは行っている気がする。

「孤食」という名のグルメ探しを始めてから、確実に人生が変わったように思う。
どんなに辛いことがあっても、美味しいものを食べれば、大抵のことには耐えられることに気付いた。
今度の休みは何を食べにいこうかな、と考えることが楽しみになった。

「○○が食べたい」と思うのに、理由なんてない。
身体がそれを欲しているのなら、今すぐにでも行きたいところを探して、その店に行ってみるべきだ。
例え最初はうまくいかなくても、諦めずに色々な店に行ってみれば、必ず常連になれる店が1つは見つかる。
私も月1、隔月で必ずと言っていいほど行く店は、まだ片手で数えるほどしかない。
でも、もがきながらも色々お店を探すことだって楽しい。

では、「孤食」の世界へと飛び出してみよう。



いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集