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深く考える訓練、その1

大学の授業用のサブ教材として、生徒に「深く考える」トレーニングの資料を作ってる。 思考力というのは、トレーニングで伸ばすことができる。トレーニングでは、まずは自由な思考よりも、フレームワークを使い倒すことが重要だ。数をこなせば、考えることが苦ではなくなる。それが一番重要だと思う。基本的なトレーニングができていない状態で、自由に発想させても、大半の人は途方にくれてしまう。 ここでは何回かのシリーズを通じて、段階的に複雑なことを思考するためのフレームワークを紹介していく。

「個人的には…」という言葉の使い方が上手な人と下手な人の違い

皆様、本日の日報を提出いたします。 --- 我々デザイナーが働く制作の現場で「個人的には…」という言葉をよく耳にする。この言葉の使い方について、常々疑問と違和感を覚えていたので、少し腰を据えて考えてみたい。 私はこの「個人的には…」という言葉は、合議の上で何かを決定する場では使うべきではない、というか、使う必要が無いと考えている。なぜなら、その前置きが無くとも全ての意見は個人的な経験や判断に基づくものであって、個人的であることは分かりきったことだからだ。 想像してもらい

ビジネス思考からデザイン思考に切り替えるために気をつける4つのこと

先日、他の職種の方と新規事業についてディスカッションする機会があり、デザイナーとして自分の考えを話していると「なるほど、デザイン思考ができる人は違う!どうやって学んだんですか?」という声をいただきました。 僕は営業などのビジネスサイドからデザイナーに転向したのですが、改めて考えてみると、自分が普段何気なくやっていることでも、他の職種と比較するとかなり違った考え方でものごとを進めているなと思いました。 デザイン思考が重要視され始め、多くのビジネスマンやチームがデザイン思考を

編集は「整理」、デザインは「整頓」。

編集とデザインの役割のちがいときどき「編集とデザインの役割のちがい」について訊かれることがある。 ざっくりとした印象からすれば、「混同することはないでしょ?」といいたくなるところだが、じつは骨組みだけを取り出すと、両方とも「さまざまな情報をコントロールして価値を提示する」という意味では共通している。また、編集とデザインには、ひとつのモノをつくっていくうえでのフェーズのちがいのようなところもあったりする。そんなことから、微妙な「すみ分け」を気にする人が出てくるのである。 では

【たぶん役立つ】”くだらないけどためになる”パワポのつくりかた

こんにちは。自称パワポ芸人のトヨマネと申します。パワーポイントが趣味で、ちまちま作ったしょうもない作品をTwitterに載せたりしています。 今日は、僕がふだん一体どんな思考回路でこういったパワポを作っているのかをnoteにしてみたいと思います。 【2022/2/12追記】 僕のパワポの作り方が本になりました!(というか出版されたのは2021年9月なので「なってました」が正しい) このnoteでもそれなりに役立つと思ってますが、このnoteが1万4千字で本が7万字以上なの

会議の生産性を5倍上げる「ファシリテーション力」を徹底解説する

こんにちは!のだかつきです。 UXデザイナーとして働き始めて、4年が経ちます。今では、マネージャーとして8人のUXデザイナーをマネジメントしています。以前から「言語化」や「構造化」等いくつか優秀なデザイナーが共通して備える素養について触れてきたんですが、今日はUXデザイナー、マネージャー、プロダクトマネージャー等幅広い職種のメンバーと関わる人が特に身につけるべき「ファシリテーション」について解説していきます! この記事は↓のグロービスから出ている「ファシリテーションの教科

Whyとは何か?を言語化してみる

Whyとは一体何なのか 🧐近年、多くの会社で聞かれるようになった「Why」の重要性。 Goodpatchも例に漏れず、会社のカルチャーの根底に「Why」があります。 今となってはWhyって大事だよねーと抽象的概念で重要性が伝わりますが、実はWhyとは何かという言語化はあまりされてないことが多いと思っています。 今日はそんなWhyを少しだけ深掘って自分なりに言語化してみたいと思います。 Goodpatchが創業期から大事にしているWhyから考える文化Goodpatchが

「言語化」を言語化する

こんにちは!のだかつきです。 僕は現在デザイン会社にて、UXデザイナーのマネジメントをしているのですが、デザイン界隈にいるいないに関わらず昨今急激に重要性を増しているスキルがあると感じています。それは「言語化力」です。 対面のコミュニケーションであれば文脈を補足出来たり、雑談を通して足りない情報を埋めることが出来る場面も多くあるのですが、文字ベースのコミュニケーションではそうはいきません。そんな背景もあり、「考えを言葉に落とし込み、人に適切に伝える」力の重要性が増してきて

ビジネスパーソンが人文学の視点を学ぶことの意味

最近は、マーケティングの本より、文化人類学をはじめとした人文学系を学ぶことに時間を使っています。 人類学の特徴は、フィールドワークを通じて、人類の文化の共通性、異質性、多様性を知ることだと捉えています。 この文化の多様性を理解することの意味について考えたことを書いていきます。 人文学系を学んだ経験、知識がある人が求められる先日にツイートしましたが、SONYが文化人類学など人文学系の視点をベースに人と社会を研究する人材を募集していました。 dodaの募集要項をみてみると

問いづくりから考えるデザイン

※この記事を読むことで問いの作り方から仮説検証までの流れが実践的にわかるかもしれません。 はじめましてGoodpatch UIデザイナーのナスカと申します。 この記事は Goodpatch Design Advent Calendar 2021 7日目の記事になります。 21卒のUIデザイナーとして入社し、半年以上が経ちました。 皆さんはどのようにデザインを作っていますか? 私は仕事を与えられた時、何をすればいいか、何をリサーチすればいいか、何を質問すればいいか、よくわ

組織を支える「ミッション・パーパス」のつくり方

BIOTOPEでは、ビジョンのデザインを支援する機会が増えたと同時に、ミッション・パーパスといった企業の理念の策定を支援することも増えてきました。 ビジョンが「未来につくり出したい理想の社会」だとしたら、ミッションやパーパスは「その社会において、自社が果たすべき役割や存在意義」です。そんな両者の関係性から、ビジョンとミッション・パーパスの策定をセットで取り組む企業が増えているのです。しかし、ミッションやパーパスの策定は、ビジョンをデザインするプロセスとはずいぶん異なります。

知っておくと便利!Canvaのショートカットキー31選 【2022年5月更新】

Canvaには、デザインの操作をよりスムーズにしてくれるショートカットキーが多数備わっています。PCでデザインを作成することが多い人は、ショートカットキーをぜひご活用ください。 本記事では、Canvaで使えるショートカットキーの中から、使用頻度が高いものを厳選してまとめました。一度試すとショートカットキーの便利さに驚くこと間違いなし。この記事の「スキ」ボタンを押して、いつでも見返せるようにしてくださいね! ※ブラウザによって異なる動作になる場合があります 最強ショートカ